彼氏の実家に帰省。待っていた“謎の女”の正体は…
「彼氏に『今年は一緒に里帰りしない?』なんて言われてつい舞い上がっちゃったんですよね……。完全に親への紹介=結婚への伏線だと信じて、ついていきました」
そう言って苦い思い出を語ってくれたのは、後藤結子さん(仮名・31歳・WEBデザイナー)。4年前の年末年始、付き合って半年の彼氏・Sさんから、彼の地元への里帰りに誘われました。
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合コンで知り合ったSさんは、広告代理店で働くクリエイター。星野源に似た、インテリ系の眼鏡男子でした。
「イケメンではないけど、センスが良くて仕事もデキる男。マジメで浮気もしなさそう。超惚れてるってわけじゃなかったけど、私の年も年だし、この人で決めちゃいたいなって気持ちがあったんです」
どうやらSさんも同じ気持ちだったらしく、「一緒に住むならどの辺がいいかな」など、具体的な話を持ち掛けられることが多かったとか。その流れでの里帰りの誘い。結子さんが期待に胸をふくらませるのも頷(うなず)けます。
「年末、彼の実家のある中国地方の某県へと向かいました。私はルンルン、彼もご機嫌で、その時までは本当に幸せだったんです」
出迎えてくれたのは、Sさんの両親と祖父母。はじめは大歓迎されました。
ただ、ひとつ気になったのは食卓を一緒に囲む、一人の家族ではない人物の存在。R子と名乗った彼女は、ひいき目にいって素朴、悪く言えばダサい、同年代くらいの女性でした。
「初めのうちは妹さんかな? と思ったんですけど、どうも違うっぽい。で、食事が終わると、お母さんが突然おかしなことを言いだしたんです。『さあ、これでいい思い出も出来たでしょう? そろそろ、お帰りになられたら?』って」
Sさんの両親と祖父母の目は、まったく笑ってなかったそうです。頭が「?」でいっぱいの結子さんはSさんの顔をチラリ。Sさんは顔面蒼白だったといいます。そしてR子さんを見ると、彼女は意地の悪い表情でニヤニヤ。
いったいどういうことなのか分からぬまま黙っていると、Sさんが急に席を立ち結子さんに「帰ろう」と告げました。
期待に胸を膨らませた里帰り
彼の実家で待っていた、謎の女性
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