雑学

奈良のキャラ「せんとくん」 新衣装で“転職”

 あの東電のキャラクター「でんこちゃん」が3月末をもって完全に姿を消した。節電と電気の安全を長年アピールしてきたが、「合理化のためにはやむをえず。今後とも使う見込みはありません」(東電広報)とのことだ。何だかかわいそうな気もするが、そういえば博覧会などのために誕生したキャラたちは、そのイベント終了後、どこでどうしているのだろう? というわけで、気になるキャラの“今”を追った!

【せんとくん】
平城遷都1300年記念事業公式マスコット

せんとくん

写真は奈良時代の官人をモチーフにした新衣装。このほかに春と秋をイメージした天平装束バージョンも。衣装も位が上がった感じ?

 2010年に奈良県の主催で行われた「平城遷都1300年祭」の公式マスコットがせんとくんだ。発表当初は「(見た目が)気持ち悪い」などの批判を浴びたが、その分、知名度もアップ。当時の活躍を奈良県に聞くと、「イベントの主会場である平城宮跡にはせんとくん(の着ぐるみ)が毎日、朝から夕方まで登場していたのですが、その合間を縫って県内各地や県外のイベントにも出かけていました」(奈良の魅力創造課)と、まるで売れっ子アイドル並み。さらにグッズなどの販売は「ライセンス申請企業は県内外合わせて194社、商品契約金額は約50億円」というから、財政に悩む地方行政にとっては垂涎ものだったでしょうな。

 その人気ゆえに1300年祭が終わっても引退とはならず。

「2011年からは奈良県のマスコットになっています。これだけ注目を集めたのだし、せっかくなので県の観光大使的なことをさせようということで。’11年4月から今年2月までの間で、イベントに251回出演しています」

 現在もご活躍とはいえ、1300年祭時よりはゆったりお仕事できてるよう……。と思ったら、「実は今年度は古事記の編纂から1300年にあたるのを記念して『記紀・万葉プロジェクト』が始まります。それに合わせて、せんとくんの衣装も新しく3種類作りました。公式行事にも登場していく予定です」って、好きだねえ、1300年行事。せんとくんも再び多忙になりそう。過労に気をつけて頑張ってね!

― 役目を終えた[あのキャラ]の今【3】 ―




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