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ゴルファーの宿命・アウトサイドイン軌道を矯正するドリル/三觜喜一

 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数37万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!
三觜喜一氏

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

Lesson30 スイングがアウトサイドイン! 直し方と応急処置を解説

【前回を参照】⇒Lesson29  さて、前回はインサイドアウト軌道が強すぎてショットが安定しない人向けの矯正法を紹介しました。今回はアウトサイドイン軌道が強すぎる人の矯正法と対処法について説明しましょう。

アウトサイドインを治すには、ボールを置く位置をひと工夫

誰も知らなかったゴルフの真実 写真のように、実際に打つ球の四隅に球を並べてショットするチェック方法で、①と④にもヘッドが当たってしまう人は、アウトサイドインが強いスイングになっている証拠。特に④にも当たってしまうのは深刻です。すぐに修正が必要なレベルですね。  四隅に置いた球のうち、当たらない②と③の球を省き、①と④の球を残した状態で、それに当てないように真ん中の⑤の球だけを打つ練習を繰り返します。①と④の球に当たらないように打つには、インサイドアウト軌道で振るしかありません。まずはこの感覚を体にインプットさせていきましょう。  また、球を置く場所を極端に右寄りにして打つ方法も矯正法としては効果的です。右足つま先の前にある球をアウトサイド軌道で打とうとしても無理ですよね。ヘッドをインサイドから入れようと体が動くので、自然と軌道が修正されていきます。
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アドレス時のフェースの向きを変えて「右プッシュ」「チーピン」を応急処置
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