スポーツ

正しいゴルフスイングの決定版。チェックポイントを総ざらい/三觜喜一

 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数37万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!
三觜喜一氏

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

Lesson27 アドレスからインパクトまでゴルフの原理原則を総ざらい!

【前回を参照】⇒Lesson26  間違ったゴルフ理論でがんじがらめになっているアマチュアを救うべくスタートした連載も今回で27回目。経験や感覚頼りの理論から、科学的なエビデンスに基づいたスイングへの脳の書き換え作業は順調に進んでいますか?  アドレスからインパクトまでの“ゴルフスイングの原理原則”を毎週解説してきましたが、今回は改めてスイング全体の流れをおさらいしていきましょう。

ゴルフクラブがもつ特性を覚えておこう

 まず常に意識しておきたいことは、ゴルフクラブはボールを打つヘッドの重心点がグリップとシャフトの延長線上に存在しない「偏重心」という特性を持っているということ。野球のバットやテニスのラケットなどとは構造が大きく異なるのです。  そんな特殊な道具を使って飛距離と方向性を両立させなければならないゴルフは、「いかにクラブの重心をコントロールするか」が最重要です。そのためにクラブを押す動きではなく、引き続けることでヘッドに遠心力をかける必要があります。
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スイング中は常にクラブを“引き続ける”
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