スポーツ

自分のゴルフスイングの軌道を簡単にセルフチェックする方法/三觜喜一

 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数37万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!
三觜喜一氏

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

Lesson29 スイング軌道をチェック! インサイドアウトならどうすべき?

【前回を参照】⇒Lesson28  たとえば、ダスティン・ジョンソンは右に曲がるフェードボール、ロリー・マキロイは左に曲がるドロー・ボールなど、プロには必ず“持ち球”というのがあります。  それを基本にコース戦略を描くわけですが、状況に応じて持ち球以外のショットも操り、スコアメークをしていくのがプロです。  ではなぜ、彼らは自在にボールを曲げることができるのか。それは前回説明した「飛球法則」に従って、インパクト時のフェースの向きとスイング軌道をコントロールしているからです。

ボールを四隅に並べてスイング軌道を確認

 おさらいをすると、ゴルフのショットの種類は全9種類(詳細は「LESSON28」を参照)。  これらは、球の打ち出し方向がインパクト時の「フェースの向き」、球筋が「スイング軌道」によって決まります。これが弾道計測器の進化によって科学的に解明された「Dプレーン理論」です。 誰も知らなかったゴルフの真実 そして、自分の球筋を左右するスイング軌道をチェックしたいときに有効なのが、上の写真のように打つ球の四隅にも球を置いてスイングする方法です。真ん中の球(⑤)以外の①~④のどれに当たるかで、スイング軌道が手に取るようにわかるんです。  たとえば、このチェック方法で真ん中の球(⑤)だけでなく、②と③にもヘッドが当たってしまうという人は、ややインサイドアウト軌道が強いスイングになっているということになります。インサイドから球を捉えること自体は悪くないのですが、②と③に当たってしまうレベルなら修正が必要でしょう。
次のページ
インサイドアウト軌道が強いとわかったら…
1
2
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート
ハッシュタグ