――30歳を1つの節目と考えたら、それまでに実現したいことはありますか？ 今泉　たくさんあるんですけど、1番は平屋のマイホームを建てたい！　私、階段がすごく嫌いだから、17歳ぐらいから平屋を建てたいっていう夢があるんですよ。あと7年あるんで、コツコツ貯めたら、30歳ぐらいでどうにかならないかなって思ってるんですけど（笑）。 ――どんな平屋をイメージしてるんですか？ 今泉　サザエさんの家みたいな感じかな。階段があって、2階が居住スペースだったりしたら洗濯物をいちいち運ばないといけないし、トイレ掃除とか布団干したりするのも大変。そう考えたら、もう平屋一択だなと。 　あとは、両親に何かあったときに気づける人がいないっていうのは不安で。いずれは親と一緒に住むことも、年齢を重ねていくにつれて考えるようになりますね。本当にサザエさんみたいな将来設計を描いてます（笑）。 ――欅坂46在籍時にSPA！に登場してもらっていて、そのときは「将来はラーメン屋をやりたい」と仰ってました。 今泉　その撮影、覚えてます！　あと、その夢はまだ本気で叶えたいと思っていて。グループに入る前にバイトしていたカレー屋の店長になりたいって目標があったんですけど、志半ばで辞めちゃったから悔いが残ってます。今もラーメンが大好きだし、作りたいラーメンと餃子があるので。 ――どんなラーメンが好きなんですか？ 今泉　太麵でこってりのセメント系ラーメン。レンゲが立っちゃうぐらいのやつが好きです。仕事の帰りに一人で立ち寄ったりすることはあったんですけど、子どもが産まれてからは行けてないですね。それに私の好きだったお店がコロナの影響で閉店しちゃって、すごい悲しくて。今はお取り寄せして、夜な夜な家で作りながら将来のために味の研究をしたり。いつかラーメン御殿を建てたいです（笑）。 ――女優業に話を移すと、昨年11月に女優復帰した舞台「修羅雪姫」が、今年3月から早くも再演されますね。 今泉　初演のときから「この舞台は再演を目指して作っています」っていうことを、脚本の久保田（創）さんや演出の岡村（俊一）さんから仰ってもらっていたんですけど、まさかこんなに早く決まるとは思っていなくて、びっくりしました。前作は主人公の雪にスポットライトを当てていましたけど、今回は人数も増えて作品の厚みを出したいっていうことで、イチから作っているので新たな「修羅雪姫」になりそうだなと感じています。 ――では最後に、今後演じてみたい役や作品はあったりしますか？ 今泉　殺人鬼の役ですね。普段は明るいんだけど、裏では怖いという、二面性のある役を演じてみたい。普段の生活では経験できないことをお芝居でどんどん挑戦していきたいです。 取材・文／吉岡 俊　撮影／後藤 巧