“無能のポンコツ”だった元自衛官が限界集落で見つけた「僕にもできること」
ボランティアで旅行者を受け入れるように
集落の人から、タダで古民家を貰う
「外から人を呼んで地域とつなげる活動を続けていくうちに、人々の間で良い化学変化が起こるようになりました。その結果、八女茶ツアーを企画した時に協力してくれた人が、無料で古民家を譲ってくれたんです。その人は集落の村長的な存在で。『アンタ、この家を貰いなさい』と(笑)」
もともと住んでいた祖母の家より、さらに山間にある古民家。長年空き家だったものの、取り壊すのはもったいないと、活用してくれる若者を探していたそうだ。
その家を譲り受けた坂本さんは、ゲストハウス開業を決める。バックパッカー時代に何百・何千と宿を巡った彼にとって、宿業はいちばん馴染みある仕事だったのだ。
「僕は本当に何もできないポンコツなんですけど……ゲストハウスに関しては、実際にいろいろ泊まり歩いてきて、自分の中での良い悪いが分かるんですよね。どんな宿が良いかって、人それぞれだとは思いますが……僕にとっての良い宿は、オーナーやスタッフの人柄が温かいところだったんです。それだったら僕にもできる。お客さんに対してナイスでいることなら、自信がありました」
仲間たちと古民家のDIYを進め、2017年に「天空の茶屋敷」と名付けたゲストハウスを開業。クチコミで世界中のバックパッカーが集う、賑やかな宿になった。コロナ禍で外国人旅行者が減ってからは、県内のファミリー層の利用が増えているという。
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0
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『2000日の海外放浪の果てにたどり着いたのは山奥の集落の一番上だった』 元自衛官 × 世界一周 × 田舎移住。たどり着いたのは山奥の茶畑に囲まれた古民家……。ゲストハウス開業に踏み出し、新しい生活をスタート。“本当の豊かさ"を模索する人へ新たな人生のヒントがみつかる冒険心にあふれる物語
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