また、松井氏は事前の体験時に「息子にも速読脳トレをやらせたい」と話していたが、速読脳トレによって勉強の成績がアップすることも多いとか。その理由について、呉氏は、時間の使い方が上手になることが要因だと解説する。 「速読脳トレを取り入れると子どもの時間の使い方が上手くなるんです。運動ができる子供に勉強を教えるのは実はすごく簡単。積み上げて成果が出るということを体験しているから、速読脳トレと勉強の仕方を教えてあげるだけでいい。速読脳トレは文武両道にも効果があるんです」（呉氏） 　これを聞いて、松井氏は「俺は成績が上がったことないな。やっぱり、もっと早く速読脳トレに出会いたかったですよ」と笑った。 　今では、毎日のスキマ時間に速読脳トレを続けているという松井氏。自身の若い頃はメンタルよりも技術が大事だと思っていたそうだが、 「年齢を重ねていくと、メンタルの重要性に気づきます。今の若い選手たちはメンタルのトレーニングに割く時間も増えたのは素晴らしい。それで選手寿命が延びてきてることにもつながっていると思います」 と語る。さらに加えて、「46歳という年齢からでも変われるし、まだまだ成長できるという姿を見せていきたいですね。同世代のみなさんにも同じ気持ちを持っていただきたいと思っています」と、来年に向けて意気込んだ。 　イベントの最後には呉氏も、「脳を変えるのは難しいと思う方が多いが、ハードなことをする必要は一切ありません。松井さんのように日々の生活のなかに少しずつで大丈夫なので、速読脳トレを取り入れて“脳のメンテナンス”時間を作ってみてください」と呼びかけた。 　体だけじゃなく、脳も常に良い状態をキープすることで行動も大きく変化する。この春から心機一転、日常生活に速読脳トレを取り入れてみてはいかがだろうか。 文／吉岡俊