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女優・若月佑美が「老いるって面白いな」と感じたワケ

人の何倍もの速さで老いていく

映画やドラマなど話題作への出演が続くなど、女優として成長著しい若月佑美。 そんな彼女が出演するNetflix映画『桜のような僕の恋人』が3月24日より全世界独占配信される。本作は、カメラマンの卵・朝倉晴人(中島健人)と、“人の何倍もの速さで老いていく”という難病に冒される有明美咲(松本穂香)の関係を描いた美しくも儚いラブストーリー。 若月は、同じ職場の先輩として晴人を見守るカメラマン・市川真琴を演じる。意外にも初出演という純愛作品への感想や、27歳を迎えた彼女の“老い”に対する考えなどを聞いた。 ――試写で見させていただいたときに物語に加えて、桜などの映像美が印象的でした。 若月佑美(以下、若月):撮影自体も昨年3月から5月にかけて撮っているんです。日本の象徴の桜が題材になっていることや、それがNetflixという世界配信コンテンツのなかの作品の一つであることが素敵なことだなと思いますね。限りある時間のなかで、人を思うことの大切さを感じてもらえる作品になっていると思います。 ――純愛ストーリーの作品に出演されるのは初めてだとお伺いしました。今まで経験されてきた現場とは違うものでしたか? 若月:そうですね。ラブコメには出演したことがあるんですけど、フィクションの世界を描くにあたって、現実よりもちょっと色づけして演じることが多いんです。例えば、驚くにしても普段より表情やリアクションをオーバーにすることで作品が面白くなったりする。でもこの作品は、とにかくリアルに寄せるというか。 やっぱり現場に入るときにはスイッチを入れて、普段の自分よりもギアをあげて臨むということをやってしまいがちなんですけど、監督から「人をリアルに、そのまま演じてくれればいい」ということを教えてもらって。例えば、中島さんと対話するシーンで「苦しい」とか「悲しい」っていう思いで胸がグッとなっても、それを表情には出さずに、心のなかに留めて演じるというお芝居を教えていただいて。それがすごく印象的で勉強になりました。

悩みごとを解決しようとする自分も意外と好きなんです

――本作では、老いていくヒロインに周囲の人がどう向き合っていくのかということも、大事なテーマとして描かれています。 若月:見ていて悲しいし、苦しいし、切なさはあるんですけど、それだけで終わってほしくないという気持ちはありますね。原作ももちろんそうですし、映画になっても役者たちの感情に寄り添って、とてもいい形にしてくださっているので。 ――若月さんは「老いること」とどう向き合ってますか? まだ年齢的に老いを感じる瞬間はないかもしれないですが。 若月:いやいや、感じますよ(笑)。些細なことでいったら、「階段大変だな~」とか思いますし。やっぱり芸能界にいると自分の顔をすごく見る仕事だから、自分が一番わかっちゃうんです。写真の写り方が今と昔だと全然違うなって。普段、女性誌で美容モデルとかもやらせていただいてるので、見た目とかエイジングについて考えたりもしてます。 ――気になりますか? 若月:なりますね。でも、その気になる悩みごとを解決しようとする自分も意外と好きなんです。例えば、昔は目のクマをメイクで隠すとかどっちでもいいと思っていたし、エイジングの分野でいいものがあるよって話を聞いても、「そうなんだ」で終わってたんです。それが最近は、クマによっても色味が違うからコンシーラーの色を変えるとか。自分が歳を重ねたからこそ勉強して知識が増えたので、そういう面では「老いる」って面白いなって思うようになってますね。もちろん、見た目で若いことに越したことはないんですけど(笑) ――老いに対してネガティブな印象を持っている人が多いなかで、「老いることが面白い」という感覚になれないですよね。 若月:私は老いることにポジティブになってきていて、最近は人生が100年、120年と言われているからこそ、まだまだ将来の夢が持てるようになるということじゃないですか。例えば、会社を定年退職したあとに、バンドを組んだりとか。いくらでも夢を持って人生を楽しく生きていくっていうことを考えられるようになる。私も27歳ですけど、まだ見ぬ自分が知れるんだってすごい楽しみですよ。
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あまり写真のセンスはないんです(笑)
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