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中島健人は「絶対にレディファーストだった」松本穂香が語る『桜のような僕の恋人』撮影秘話

大切に思える存在があるだけで、人はこんなにも強くなれる

『桜のような僕の恋人』

『桜のような僕の恋人』

――完成した作品をご覧になっていかがでしたか? 松本:感無量でした。撮影をしていても、「この時間、すごくステキだなぁ」と感じながらだったので、その温度がちゃんと画面に映っていてよかったです。お兄ちゃん役の永山絢斗さんと同じタイミングで完成作の試写を見たのですが、終わったときに「よかったね」と握手してくれました。 ――美咲を演じたことで、受け取ったことを教えてください。 松本:たくさんありますが、晴人くんという存在がいなかったら、美咲は最後にあそこまで強くいられなかったと思うので、誰か大切に思える存在があるというだけで、人ってこんなにも強くなれるんだなと、シンプルなことですけど、改めて教わりました。すごくステキなことだと思います。  あと今、“尊い”って言葉をよく使いがちですが、本当の意味での尊い時間を感じました。それがすごく切ないものであったとしても、今、ステキな時間を過ごさせてもらったなという瞬間がたくさんありました。自分の人生では経験できないことや感じられないことを、この作品を通して感じることができたのは、とてもいい経験になりました。

松本穂香はどんな花に例えられたい?

『桜のような僕の恋人』

『桜のような僕の恋人』

――本作の美咲は、笑顔が桜のような女性です。松本さん自身は、どんな花に例えられたいですか? 松本:今回の取材の中で、中島さんが私のことを「ひまわり」と言ってくれたんです。そんな例えをされたことはなかったので、嬉しいです。あとこの仕事をしていると、撮影のクランクアップのときに花束をもらったりするんです。そうしたとき「この役のイメージはこんな感じなんだな」と感じるのですが、それがすごく華やかな明るい色の花だったりすると、嬉しくなったり元気になったりするので、そうした気持ちが明るくなるような色の花がいいですね。
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有村架純に影響されて…
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ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

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公開情報
桜のような僕の恋人』はNetflixにて全世界独占配信中
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