エンタメ

中島健人は「絶対にレディファーストだった」松本穂香が語る『桜のような僕の恋人』撮影秘話

2月に25歳に。これまでは歳を取るのが嫌だったけど

松本穂香――松本さんも2月に美咲と同じ25歳になりました。何か意識したり、身が引き締まる思いはありますか? 松本:これまでは歳を取るのが嫌だなと思ってたんです。歳を重ねると、色々と出来ないことが許されなくなるというか。たとえば、「料理があまりできないんです」とか「掃除が得意じゃないんです」と言ったとして、若いときなら「これからだよね」と許されても、25歳にもなってくると、ダメな人になってきちゃうというか。それがちょっと嫌だなと思う気持ちもあったのですが、最近は歳を重ねていくのも楽しいかもしれないと感じるようになりました。 ――それは何かきっかけが? 楽しそうにしている先輩の姿を見たとか。 松本:そうですね。先輩の有村架純さんの姿を見ているのは大きい気がします。有村さんも29歳になったのですが「30歳は楽しみですか?」と聞いてみたんです。そしたら「30代、すごく楽しみ」とおっしゃられていて。それを聞いていたら、「確かに楽しみかも」って、私も漠然と思えてきて。今は、いろんな経験をしていくことで、少しゆとりというか、柔らかさが生まれてくるんじゃないかと思っています。

ラブストーリーだけではない、いろんな繋がりを描いた作品

――最後にひと言お願いします。 松本:あらすじだけざっと読むと、「こういう感じの作品か」みたいに思われる方もいるかもしれません。でも、ぜひそこで止めずに見ていただけると、「あれ、意外とキュンとするな」とか「結構ジーンとくるな」という場面がきっとあると思います。ラブストーリーだけではなくて、家族とか、仕事とか、いろんな繋がりを描いた作品でもあるので、ぜひたくさんの人に届けばいいなと思っています。 <取材・文・撮影/望月ふみ>
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
1
2
3
公開情報
桜のような僕の恋人』はNetflixにて全世界独占配信中
おすすめ記事
ハッシュタグ