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野沢雅子が語る「最初はピッコロが好きじゃなかった」理由

いまや『ドラゴンボール』は世界中にファンを持つ。’18年に公開された映画『ドラゴンボール超 ブロリー』は全世界興行収入が135億円を突破し、シリーズ最大のヒットとなった。そして今年は鳥山明氏が原作・脚本・キャラクターデザインを手がける最新作『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が6月11日から公開されている。

レッドリボン軍が復活!悟飯とピッコロの絆が映画館で観られる

野沢雅子

撮影/加藤 岳

孫悟空、孫悟飯、孫悟天を長年演じている声優の野沢雅子は、「今までの映画ももちろんとってもよかったけれど、今作は“世界的に”最高なんです!」と太鼓判を押す。 「悟空が奮戦する映画はこれまで何度もありました。でも、今回は悟飯くんが大活躍。お勉強が大好きで学者の道に進んだ悟飯くんは、誰よりも平和と家族を愛する気持ちが強い。だからこそ、家族や仲間がピンチになったら命を懸けて戦います。最新作では久しぶりに彼が本気で戦う姿が見られますよ」

「実は私、最初はピッコロさんが好きじゃありませんでした」

世界中が待ち望むなか、フォーカスされるのは悟飯だけではない。悟飯の師匠である、ピッコロの活躍も描かれている。 「悟飯くんとピッコロさんのやり取りにも注目してほしいですね。実は私、最初はピッコロさんが好きじゃありませんでした。修業のためとはいえ、悟飯くんを荒野に一人置き去りにする。その仕打ちがあまりにもひどくて、なんて人なんだろうって頭にきちゃった。 でも、ピッコロさんはおなかをすかせた悟飯くんのために、こっそりリンゴを置いていった。ピッコロさんの優しさに触れてからは、彼が大好きになりました。本作でも、ピッコロさんの優しさが見られますよ」 ピッコロのファンは、初めて登場する彼の家にも注目だ。 「立派なお家でビックリ。ビッコロさん、やるなって思いました(笑)。自由奔放にしているようでいてちゃんとしている方は魅力的ですよね」
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師弟の前に立ちはだかる新生「レッドリボン軍」
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