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野沢雅子が語る「最初はピッコロが好きじゃなかった」理由

師弟の前に立ちはだかる新生「レッドリボン軍」

野沢雅子

©バード・スタジオ/集英社©「2022 ドラゴンボール超」製作委員会

師弟の前に立ちはだかるのは、かつて悟空が壊滅させた世界最悪の軍隊「レッドリボン軍」。後継者マゼンタと、天才科学者のDr.ヘドが生み出したガンマ1号とガンマ2号の人造人間たちは、「スーパーヒーロー」を自称し、悟飯やピッコロたちに牙をむく。 「レッドリボン軍がやっていることは昔から許せませんし、役になりきっちゃうから、『このやろー!』って思いました。それで休憩中も神谷浩史さんたちには、無意識的にあまり話しかけられなかった。一歩スタジオを出れば大丈夫なんですけどね(笑)。鳥山明先生の描く悪役はどこか憎めない。彼らの意外な一面がわかったときは、人間味もあるんだなとホッとしました」

見どころは「全部」!

さらに最新技術によって描かれる美しい映像と、迫力満点のバトルシーン。これまでになく見どころ満載だ。 「どこが見どころ?と聞かれましても、全部としか答えようがありません。東映のマークが出るところから、最後まで全部が見どころなんですよ。大人が童心に帰って、夢中になれます」 悟飯とピッコロの活躍が、世代を超え、国境を超えて世界中のファンに元気を届けてくれるだろう。 『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』 原作・脚本・キャラクターデザイン/鳥山明 監督/児玉徹郎 声の出演/野沢雅子 古川登志夫 入野自由 神谷浩史 宮野真守ほか 6月11日公開 【野沢雅子】 東京生まれ。代表作は『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎役(第1・2期)、目玉おやじ役(第6期)、『銀河鉄道999』の星野鉄郎役など数多い。’21年の第45回日本アカデミー賞にて、長年にわたる多大なる貢献と顕著な実績を残した映画人に対して与えられる、「会長功労賞」を受賞した 取材・文/黒田知道 取材/村田孔明(本誌)
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