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ダサすぎてヤンキーに絡まれる髪型のブラック校則「地元では通称“オカッパ中”でした」

ダサすぎてヤンキーに絡まれる

ヤンキー サイドを「流して」はいけない、というのはどういうことなのか。 「私の中学の先生用語なのかもしれませんが、サイドの髪を外巻きに後ろにむけて『流す』ようにセットする、サーファーカット的な感じでしょうか……。レイヤーの入っていない状態でこれをするのは非常に難しいのですが、それでも当時の女子たちは頑張ってドライヤーと格闘していました」  世の中は「聖子ちゃんカット」全盛期だったようで、前髪は目にかかるくらい、サイドはレイヤーを入れて外向きにカールさせるスタイルが流行っていた。そんななかで、今村さんの学校のこけしのような髪型は、ダサすぎてワル目立ちしてしまう。繁華街に行けば、よくヤンキーに絡まれていたという。 「生活指導の先生は、『14~15歳という年齢は、ちょっと色気づいてオシャレをすると立派な“ねーちゃん”に見えるから』と言っていました。この“ねーちゃん”という言い方が、オッサンが若い女子を呼ぶときの感じだったのが忘れられません」  

理不尽すぎるテニス部のブラックルール

 高校時代のテニス部のブラックルールについて話してくれた鈴木杏奈さん(仮名・20代)。 「入学した高校は部活動が盛んで、私が入部したソフトテニス部は強豪チームとして知られていました。顧問は、勉強よりも部活動に力を入れるような考え方で、そのため部員には厳しいルールが課せられていたんです」  その厳しいルールの中でも、鈴木さんが特にブラックと感じていたのが「髪の長さ」だった。 ・前髪が眉毛にかかってはいけない ・横の髪の長さは耳にかかってはいけない ・服の襟に髪の毛がかかってはいけない  入部した当時の鈴木さんは、セミロングで前髪を作らない……いわゆるどこにでもいる女子高生らしい外見だった。
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「本当に女子高生?」あまりの短髪にショック
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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