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25歳の“ギャル校長”が誕生、『egg』は「学校みたいなものでした」

SNSや動画制作などの独特な授業内容

赤荻瞳 渋谷女子インターナショナルスクールは、高校卒業資格も取得可能。通常の高校教育に加えて、SNSや動画制作、英会話などの実用的なスキルを学ぶことができるという。  また、生徒の進路希望に合わせて進学、起業家、クリエイター、グローバルインフルエンサーの4コースが用意されており、講師陣には現役で活躍中の起業家やビジネスマンのほか、カメラマンやスタイリスト、ヘアメイク、美容師、インフルエンサー、モデルやタレントなど、業界では名の知れた豪華な顔ぶれが並ぶ。 「普通の高校では、一般企業に勤めたことがない先生がほとんどだと思います。ここでは、社会に出てプロとして活動している人たちのリアルなノウハウを学べる。私が高校に通っていた頃は、校則とかも含めて意味がわからないと感じることもありました。もちろん、社会に出たら理不尽も多いので、当時は修行なのかなって考えていましたけど(笑)。シブジョ(渋谷女子インターナショナルスクール)では、より充実した授業を受けさせてあげられるのではないかと思います」

“モデル”と言ってもモデルの道だけではなかった

 独特なカリキュラムについて、赤荻さんは『egg』編集長としてモデルと接するなかで、彼女たちの幅広い個性や未来の可能性を感じていたと話す。 「私自身は雑誌の『egg』に憧れてこの世界に入ってきたけど。今の子たちは、“モデル”と言ってもモデルの道だけを目指しているわけではなくて。インフルエンサーとかクリエイターとか、いろんなかたちで活躍したいと思っている。『egg』は卵なので、次のステップが決まって、巣立てる状態になるまできちんと面倒を見たいと思ってやってきました」  雑誌全盛期の“読モ”(読者モデル)と言えば、あくまでモデル活動が第一だった。そこに直結する仕事としては、アパレル関係(ショップ店員やデザイナー、ディレクターなど)がほとんどだったのである。ほんの一握りの“カリスマ”のみがテレビに進出してタレントになれた。時代はSNSやYouTubeに移り変わり、それぞれの将来の選択肢は広がりを見せている。
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芽生えた“校長”意識
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