エンタメ

25歳の“ギャル校長”が誕生、『egg』は「学校みたいなものでした」

人生が変わった瞬間! 芽生えた“校長”意識

赤荻瞳

『egg』モデルの“卒業式”のイベントを経て「“校長”意識が芽生えた」と話す赤荻さん

 そもそも赤荻さんに“校長”意識が芽生えたきっかけはなんだったのか。それは、編集長として約3年の月日が経ち、コロナ禍で延期になっていたイベントがようやく開催できたときの出来事だ。 「2021年の春、『egg』モデルの“卒業式”のイベントがやれて。そこで3人を送り出したのですが、編集部や私宛の感謝の手紙も読んでくれたんです。みんなマジで大号泣。その瞬間、私の人生も変わった気がしました。ひとつひとつの経験や時間を大事にしたほうが良いと改めて実感して。今思えば、そこから校長マインドになっていたのかな」  赤荻さんは、10代の若い子たちと過ごした『egg』は「まさに学校みたいなものでした」と目を細める。 「編集長の私が校長だとするならば、学級委員とかグループの班長みたいな役割の子がいたり。一般常識とか礼儀に関して、YouTubeの視聴者から指摘されて本人が襟を正す機会もありました。モデルが遅刻や忘れ物をしたり、撮影(仕事)の意味を理解していなかったりするときには、『それはダメだよ』って、私が叱ったこともあります。学ぶ機会は本当に多かった。  そんななかで、どうしたら彼女たちのモチベーションが上がるのか、成長するのかなど、褒め方はかなり考えていましたね。その後の表情もぜんぜん変わってくるので」

Z世代のカリスマに聞く「夢を叶えるためのコツ」

赤荻瞳 渋谷女子インターナショナルスクールの教育理念は「渋谷から世界へ 私の人生は私が決める」。これまで渋谷の街で数々の夢を叶えてきた赤荻さんに、「夢を叶えるためのコツ」をうかがったところ、以下の2点を挙げる。 ・渋谷に来る ・夢に近づけるようなコミュニティに触れる 「人と人との繋がりを大事にする、失敗してもいいから挑戦する、というのは絶対に必要なマインドだと思いますが、まずは第一歩を踏み出してみる。夢に近づくための環境に身を置くことが大事なのかなって。  私の場合は、それがサークルでした。今のギャルで言えば『egg』というコミュニティがある。普通の女のコで触れられるものがないじゃんってときには、シブジョがあるよ、渋谷に来てみれば、夢が叶うかもしれないよって言いたいですね。まだ具体的な夢が見つかっていない人もいると思いますが、入学することが“第一歩”になるんじゃないかな」  赤荻さんは『egg』編集長の経験を糧にしながら、今後はギャルのモデルに限らず、多くの女子高生たちの夢をサポートしていくつもりだ。 <取材・文・撮影/藤井厚年>
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
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