恋愛・結婚

結婚式が「最悪の1日だった」夫婦たち。妻に内緒でフラッシュモブをしたら…――とんでも結婚式ベスト10

妻にサプライズでフラッシュモブ、帰宅後に修羅場が…!

 次は、参加者だけではなく主役がやらかしてしまったパターン。営業職についている祐介さん(31歳・仮名)の妻は大学時代の後輩で、社交的な彼とは正反対の地味で大人しい女性。結婚式も「地味婚でいい」としきりに言っていたそうだが……。
余興

うれしいはずの「余興」や「サプライズ」だが、それがきっかけで修羅場を迎えることも…

「僕がそんなに高級取りじゃないから、気にしてるのかなって。そのぶん、工夫してとことん喜ばせてあげたいなって張り切っちゃったんです」  祐介さんは彼女には内緒でサプライズをすると決め、友人に協力してもらい“フラッシュモブ”(※あらかじめ仕込んでいた人たちが、突然歌ったり踊ったりする)をやることに決めた。  結婚式が近づくにつれ、練習のために帰宅が遅くなる日が続いた。そんな祐介さんを怪訝に思ったか、妻がこんなことを聞いてきた。 「ねぇ、私に何か内緒で式の最中にサプライズしようとか考えてない? 私、本当にサプライズとか苦手だから絶対にやめてね。上手くリアクション出来ないし、もし何かサプライズするなら事前に教えて?」  しかし、それすら“照れ隠し”だと思っていた祐介さんは、気にもしていなかった。そうこうしている間に結婚式当日を迎える。 「予定していた余興が終わって、何もしない予定の友人たちがステージに上がってきて僕も混ざってフラッシュモブがスタート。毎日練習していたかいもあり大成功。親族や参列者も大盛りあがり。でも、肝心の嫁はほぼノーリアクション。僕としては感動のあまり泣いちゃうんじゃないかって期待していたんですけどね」

いきなり嫁が怒りながら大泣き…

 無事にフラッシュモブをやり遂げたことに大満足だった祐介さんは、妻もあまり表情には出さずとも、心の中では喜んでいるはずだと思っていた。だが、二次会が終わり、自宅に帰ったときだった。 「いきなり嫁が怒りながら大泣きして。『何であんなことしたの!?』って。どうやら照れ隠しでも何でもなく、心底サプライズが嫌だったみたいで。しかも一度友人の結婚式でフラッシュモブを見て『自分はこんなことされるぐらいなら式すら挙げたくない』と思うほどの嫌悪感を抱いたらしくて。女のコって全員が全員サプライズが好きなわけじゃないんだなぁって痛感しました。新婚旅行中もちょっとギクシャクしてたし、本当に失敗したなって」  一生にそう何度も経験出来ない結婚式なので失敗したくない気持ちには共感するが、独身・彼氏無し・非モテ・アラサーの筆者からすると「結婚できるだけ羨ましい……」というのが本音である。<取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ