更新日:2022年06月16日 18:11
エンタメ

鼠先輩、“ぽっぽ”から14年。新曲の裏に「失敗も成功も含めた集大成が“今”なんです」

新フレーズ“ピピポ”に込められたメッセージ

微笑む鼠先輩 前回ヒットを飛ばした「六本木~GIROPPON~」から14年も時が経っている。2009年に芸能界を引退、翌年から活動を再開させているが、現在までの間に再ブレイクを目指そうとは思わなかったのか。 「僕は売れっ子のアーティストではないので、中途半端に曲を出しても売れないのはわかっていたんです。やっぱり、タイミングが大事だと思っていて。つまり、それが2020年のねずみ年だったんですけどね。だから、曲の原型は前からあった。それにコロナ禍での思いをメッセージとして込めた。  世界中で外出自粛、ロックダウン。人には簡単に会えない状況になって。新曲『ありがとさん』は、好きな人に会えない、男女の恋心を歌ったものなんです。一方、『ピピポ体操』は宇宙人が地球にやってきて、“ピピポピポパポピー”という呪文でコロナウイルスをやっつけていく。もしもねずみ年にリリースしていたらぜんぜん違う曲になっていたと思いますね」

小学生の娘がマネして歌っていた

笑う鼠先輩 どちらの曲も“ピピポピポパポピー”のフレーズが登場する。 「ふだんから適当なメロディーや歌詞をつくって家で口ずさんでいるのですが、小学生の娘がお風呂でマネして歌っていたんです。思わず『さっき歌ってたでしょ?』って確認すると、本人は『ち、違うよ!』と否定するのですが、これは耳に残るから良いんじゃないかと。子ども向けにウケると確信したんです。それで『ピピポ体操』から始まって、僕はムード歌謡歌手なので、大人向けもつくりたいと思って。『ありがとさん』が生まれました」 意気込む鼠先輩 今回の「ピピポ体操」には英語バージョンもあるが、「そりゃジャスティン・ビーバーにシェアしてもらうためですよ!」と鼠先輩。  2016年、ジャスティン・ビーバーが日本のお笑いタレント・古坂大魔王によるピコ太郎の「PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen Official)ペンパイナッポーアッポーペン」をお気に入りの動画として紹介。すると、瞬く間にYouTubeの再生回数は1億を突破し、ピコ太郎は世界中で知られる存在となったのだ。SNSの時代、どこで火がつくかわからない。  果たして、鼠先輩は世界の「Nezumi Senpai」になれるのか……!?
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人生を楽しめる人と楽しめない人の差
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明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi

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鼠先輩の楽曲宣伝費を募るプロジェクト
“ぽっぽ”の衝撃から14年、鼠先輩の14年ぶりの新曲「ありがとさん」。平成のムード歌謡界を賑わせたあの「六本木~GIROPPON~」を超える超ブチ上げソング爆誕!
・発売記念イベントをやりたい!
・六本木の交差点の大型ビジョンでCMを流したい
・曲を流したアドトラックを六本木で走らせたい
上記を実現させるために、CAMPEFIREにてクラウドファンディングを実施中。

詳細はコチラ→https://camp-fire.jp/projects/view/590363
テイチクレコードの公式サイト→https://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/nezumisenpai/

伝説の一発屋が蘇る…鼠先輩 新曲発表会
2022年6月19日(日)13:00 START(六本木某所から生配信)
★YouTube
https://youtu.be/kqajqhZ28Cw
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