女優・長見玲亜20歳、年上役が多いのは顔立ちのせい?「高校生役もやりたいです」
ヒットメーカー・遊川和彦氏(66)が脚本を書く日本テレビの7月期ドラマ『家庭教師のトラコ』(水曜午後10時、7月20日スタート)に出演する長見玲亜さん(20)が、日刊SPA!のインタビューに応じた。主演は家庭教師・根津寅子に扮する橋本愛さん(26)。玲亜は寅子が訪問する家庭の音大生を演じる。
ーー『家庭教師のトラコ』での役柄は?
長見玲亜(以下、長見):私の異母弟の上原守君(細田佳央太さん)が高校生で、東大を目指して寅子の授業を受けます。私はバイオリンを弾く音大生です。
ーー寅子は志望校への合格率100%。でも、生徒に教えることより、まず家庭と向きあうんですよね。
長見:はい、そうなんです。守君の母親・里美さん(鈴木保奈美さん)は私にとっては継母になります。
ーー遊川氏は『家政婦のミタ』(日本テレビ、2011年)などを書いた日本を代表する脚本家の1人。遊川脚本は初めてですが、いかがですか。
長見:本読みが『ドライブ・マイ・カー』方式なんです。もちろん初めてです。
ーー出演する全員が勢ぞろいして淡々と脚本を読む方式ですね。
長見:ええ。寅子が訪問する家庭は3つあるんですけど、私のいる家庭の出演者が『ドライブ・マイ・カー』方式になりました。遊川先生のご提案です。3家庭に違いをつけるためみたいです。
ーー『ドライブ・マイ・カー』方式はやってみてどうですか?
長見:ずっと無感情で本読みをするので、自分で自分がちょっと気持ち悪いなって思ってしまう時もあります(笑)。本番で感情を出すのが楽しみです。
ーーデビューから5年。そもそも、どうして女優に?早い時期から女優志望だったんですか。
長見:全然そうじゃありません。横浜市内の小学校に通っていたころから『ニコラ』(小学校高学年から中学生向けのファッション誌)が好きで、ファッションやメイクに興味があって。モデルのお仕事に関心があったんです。その直後の中学1年生の時、今の事務所にスカウトしていただいたんです。
ーー内山理名さん(40)、黒木メイサさん(34)、桜庭ななみさん(29)たちのいるスウィートパワーですね。街で声を掛けられた?
長見:いいえ。事務所の人が家に来てくれました。あとから知ったんですが、うちの事務所の伝統で、全国各地で聞き込みを行い、スカウトする女性を探すんです。先輩たちもみんなそうでした。
ーーすぐにスカウトに応じたんですか?
長見:1年くらい考えました。
ーー結構、待ってくれるものなんですね。
長見:今になって考えると、そうですね。「ゆっくり考えてください」とのことでした。その間、先輩方の出た映画の試写会とかに招いてくれたので、徐々に事務所に親近感を抱くようになりました。
新ドラマの本読みは『ドライブ・マイ・カー』方式
スカウトされてから1年間考えて…
放送コラムニスト/ジャーナリスト 1964年生まれ。スポーツニッポン新聞の文化部専門委員(放送記者クラブ)、「サンデー毎日」編集次長などを経て2019年に独立。放送批評誌「GALAC」前編集委員
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