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STU48が6周年に向けて出航!

グループ結成5周年記念コンサートを開催

 瀬戸内7県を拠点に活動するSTU48が10日、グループ結成5周年の記念コンサートを広島県・広島グリーンアリーナで開催した。  本来5月に予定していた同公演だったが、メンバーにコロナ感染があり延期になっていた。そんな待ち遠しかった気持ちを爆発させるように、キャプテンの今村美月が「ついに、ついに、ついにSTU48 5周年コンサートが始まりました! 広島グリーンアリーナにお越しのみなさん、盛り上がってますかー!」と会場に呼びかける。  そして、瀧野由美子の「この場所から6周年に向けて出航ー!」という合図で、1曲目「出航」からライブがスタートした。  そして、「サングラスデイズ」「ペダルと車輪と来た道と」「思い出せてよかった」と続き、火花が散るステージやトロッコなどの演出にファンのペンライトも大きく揺れていた。  今村が「周年コンサートはSTUの今までの活動を辿るものでございます。5年間でシングルが8枚。今日はSTUの楽曲だけでこの時間を楽しみたいと思います! メンバー自身も想い入れの詰まった楽曲があると思いますので、推しメンの顔や思い出に浸りながら見てくださったら嬉しいです」と話す。  頷いて聞いていた瀧野も「目指していた場所についに立てた!っていう嬉しさがこみあげてきますね。あんまり考え過ぎると感極まっちゃう。会場が大きいのにみなさんとの距離は遠い感じがしないから、うちわやペンライトでたくさん応援してください!」と笑顔でアピール。「風を待つ」「独り言で語るくらいなら」「ヘタレたちよ」と、3曲続けて披露した。  2期生だけのMCパートでは、田中美帆が「5周年のうち2期生も3年ぐらい経っているからみんなもいろんなことに挑戦できていると思う」と切り出す。なかでも池田裕楽は、‘20年に開催された第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦で優勝。秋元先生からソロ曲をもらったことを挙げて、「人生でそうもらえるものじゃない。歌詞も私のこと知ってるのかなって驚くところが多くて嬉しかったな」と、振り返った。

船のおかげで体幹がよくなった

その後、ステージのスクリーンには、‘21年春に閉鎖したSTU48号の映像が流れる。ドラフト3期生の信濃宙花は、「『ありがとうSTU48号ツアー』が終わって、もう1年経ちましたね」としみじみ。  すると、沖侑果は「私たちは船上ステージでライブを経験しているっていうのは大きいことだし、今日はあの船から学んだことを出すしかない!という思いでやってます」と話すと、周りのメンバーからは「で、何を出したの?」と総ツッコミ。沖が体を横にスイングさせながら、「あの船揺れたよね~。今日もかなり体幹つかってるから!」と返すと、会場から笑いが漏れた。  ライブ終盤では、期別ごとに楽曲を披露するパートがあった。オーディションからSTU48誕生までの映像が終わると、瀧野が「私たちは33名の活動から始まりました。5年経って、12名の1期生になりました。5年間続けてこれたのは、1番そばにいるメンバーの存在や支えも大きかったんじゃないかと思います。そんな1期生でこの曲を歌わせていただきます」と話して、デビュー曲「暗闇」を披露。そして、ドラフト3期生が「やがて菜の花が咲く頃」、2期生は「僕らの春夏秋冬」をパフォーマンスした。  この日が初ステージだった研究生の岡田あずみ(19歳)・岡村梨央(13歳)・久留島優果(16歳)・諸葛望愛(12歳)4人は、「片思いの入り口」を歌い、STU48の新しい風を感じさせてくれた。  本編ラストは、瀧野が「STU48が1番最初にいただいた楽曲です。私たちの瀬戸内への想い、5年間の想い、このステージにいる全員で歌わせていただいきます」と紹介して、STU48の初オリジナル曲「瀬戸内の声」の美しいハーモニーをファンに届ける。曲が終わり、観客の拍手とサイリウムで染まった会場の景色を見渡して頭を下げるメンバーたち。瀧野が涙ぐみながら感謝の言葉を送った。   「私たちは、みなさんの支えがあってここに居るんだなってあらためて実感しました。いつも支えてくださっているスタッフのみなさん、メンバーのみんな、そして会場に集まってくださったファンのみなさん本当にありがとうございます。グループの節目を迎えるなかでメンバーの卒業があったり、すごく寂しい気持ちがありますけど、加入してくれたメンバーとの新しい出会いもあります。変わっていくSTU48だけど、ずっと変わらないものもたくさんあります。これからもついてきてくださると嬉しいです。私たちはこれからも次の目標に向けて突き進んでいきます」 STU48が踏み出した6年目は、どんな航路になるのだろうか。 取材・文/吉岡 俊 写真/©️STU
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