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仕事中のメンタル不調を“1ステップで解決する”技術「すみませんは冒頭か最後に」

「いつもと同じことができない」は焦っている証拠

 〆切りが近いのに、やるべき仕事が全く終わっていない……。  そんな状況では、誰しも、頭が回らなくなってしまいます。気持ちが焦ると脳が冷静な判断ができなくなるので、普段ならば一度でできることができず、何度もやり直しが必要になり、余計に時間がかかってしまうことも。  しかし、気持ちが焦っているとき、「いま自分が焦っている」と自覚するのは難しいかもしれません。普段できることがすんなりできず、凡ミスを連発してしまうときには、「いま自分は時間がなくて焦っているな」と自覚してほしいと思います。  たとえば、 ・メールの送信先を間違える。 ・簡単な計算を間違える。 ・Slackなどの書き込みを全く違う人に送ってしまう。  など、いつもならしないような失敗をしたときこそ、「自分は焦っているんだな」と気が付く良いチャンスです。

焦ったときは「違う作業」できりかえ

 何気ないミスを連発してしまうときは、気持ちをリセットすべきタイミングです。「急がば回れ」という言葉もあるように、いかに時間がないからといって焦って仕事をするよりは、気持ちを立て直してから再度取り組むほうが、結果的にはパフォーマンスは上がります。    気持ちをリセットするためにやってほしいのが「いまやっている仕事から離れて、違う作業をすること」です。 「〆切が迫っているのに、そんなことをしている暇はない!」と思うかもしれませんが、いったん、いまやっている仕事から離れてみてください。  たとえば、A社というクライアントの仕事をしているなら、B社の仕事をしてみる。報告書を作って焦っているなら、メールを返信したり、経費精算をしてみたり、1本電話をかけたりして、全く違う仕事をしてみるのもいいでしょう。  楽しい気持ちになると仕事に戻ったときにモチベーションが高まるので、「10分間」「1時間」などと時間を決めて、ネットショッピングやネットサーフィンなどをしてみたり、お茶を飲んだり、ご飯を食べたり、お風呂に入ったり、散歩をしたりするのもおすすめです。  なお、場所を変えると、気分も大きくリフレッシュできるので、〆切りまで数日間の余裕があるなら、思い切って日帰りで出かけてみるのもいいかもしれません。私自身、〆切がたてこんで困っているときには、あえて温泉施設やマッサージへ行って、気持ちをリフレッシュします。すると、不思議と打開策が見つかったり、悩んでいた作業がすんなり進んだりすることが多いです。  〆切までの時間によって臨機応変にリフレッシュタイムを導入して、ぜひ気持ちをきりかえてみてくださいね。
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1ステップで気分があがる↑気持ちのきりかえ事典

がんばらなくてもできる“心の整え方"

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