試したのは、ダイソーから販売されているヘッドライトクリーナー。このヘッドライトクリーナーの価格は、なんと200円。カー用品メーカーから販売されているクリーナーと比べると1/10近くの価格です。   　価格もさることながら、気になるのは成分。内容量30mlに対して、具体的な割合は記載されていませんが、研磨剤だけでなくUV吸収剤が含まれているのが注視すべきポイントです。 　カー用品店などで販売されているごく普通のヘッドライトクリーナーと同様に、研磨剤と石油系溶剤、界面活性剤が含まれています。この成分で黄ばみを落とし、シリコーンとUV吸収剤で黄ばみを取った後のヘッドライトをコーティングするようです。「コンパウンドで磨きながらコーティング成分を刷り込む仕組み」といったところでしょうか。   　気になる結果はというと……、磨いた瞬間は非常に綺麗に仕上がります。 　これなら車検時に光量不足で落ちることもなさそうですが、耐久はというと……。 　残念ながらわずか2ヶ月ほどで黄ばみが進行して前ほどではないものの、すっかり黄ばんだヘッドライトになってしまいました。 　やはりクリア状態を長持ちさせるには、研磨剤等でしっかりとヘッドライトをクリーニングし、ウレタンクリア塗装をするのが良さそうです。 　ダイソーからウレタンクリアスプレーでも販売されれば超低価格でクリーニングできそうなんですけどね……。    文／板倉正道テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク