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100円ショップで買える「アルコールチェッカー」の実力は?飲酒後に使用してみた

飲酒運転事故のニュースは後を絶たない

 飲酒による事故のニュースを聞かない日はないと言えるほど、連日のように飲酒事故のニュースが報道されています。特に飲酒運転のニュースも多く、2021年に千葉県八街市で起きた飲酒運転による児童死傷事故が記憶に新しい人も多いでしょう。  2014年には飲酒だけでなく、様々な危険行為に重い刑罰を課す「自動車運転死傷行為処罰法」が施行され、2022年4月からは事業者向けに安全運転管理者によるアルコールチェックが義務化されるなど、飲酒運転根絶取組強化が行われています

ダイソーが格安のアルコールチェッカーを発売

 そして2022年10月からは、事業所では「アルコール検知器」を使って運転者の酒気帯び確認を行うことが義務化されるのですが、そんな法律の施行目前で100円ショップダイソーが新たな商品展開の兆しを見せているのです。
アルコールチェック義務化のお知らせ

警察庁広報より、「アルコールチェック義務化のお知らせ」

 8月上旬、突如としてダイソーで販売が開始された「アルコールチェッカー」。価格は770円とダイソーとしてはやや高めの商品で、電池は別売りなので実質880円。  とはいえ、1000円以下で購入できるアルコールチェッカーは格安通販商品などを除けば最安値の部類と考えても良いかと思います。
アルコールチェッカー

こちらが100円ショップダイソーが発売したアルコールチェッカー。価格は税込770円

 パッケージ自体には、最近では珍しく「ダイソーロゴ」が入っていません。  また問い合わせ会社名は「MAKER株式会社」となっているのですが、それ以上の情報はなく、やや怪しさの漂う製品となっています。 ただ、このMAKER株式会社はダイソーファンなら知る人ぞ知る会社で、ダイソーから販売されている「パソコン用マウス」や「USB ACアダプター」など、ダイソーで販売されている電気用品を手広く手掛けているのです。
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実際にアルコールチェッカーを使用してみた
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク

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