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“iPhone中古相場”は円安で乱高下。スマホ買い替えのベストなタイミングは

古い端末ですら価格が高くなっている

「欲しいシリーズが決まっているなら、無理にでもiPhoneを買い替えてしまってもよいかもしれない」と、筆者が懇意にしている中古スマホショップの店員はいう。  たしかに、iPhoneの価格は頻繁に変わっており、もしかしたら購入した次の日のほうが安く購入できるかもしれない。しかし、欲しい端末が次の日に購入できる保証はない。  現状ではiPhoneの中古数が少ないので、ジャンクでなければ古いiPhoneも通常よりやや高値で下取りにだしたり、フリマ・オークションサイトで販売することが可能だ。  ちなみに間もなく最新iosから除外されたiPhone6sシリーズでも、64GBはフリマ・オークションにて7000円~9000円程度で取引されている。(2022年9月末調べ)  2022年の年始には、8000円も出せばiPhone6sの次の機種であるiPhone7の購入が可能であったことを考えると、確実に古い端末ですら価格が高くなっている。

中古端末を購入するなら早い方が良い可能性も

 一方、Android端末はというと中華スマホのxiaomi・OPPOや、galaxy端末は順当に値段が下がってきているのだが、SONYなどの一部メーカー端末はあまり値段が下がっていない。
iPhone

5年前の端末でも比較的強気な値段で販売されている

 特に、ハイエンド端末はどこの店舗でもやや強気の価格になっており、動きは鈍いという。スマホゲームなどをプレイするユーザーは、ゲームの操作性を求めてハイエンド機種を手に入れる傾向にあるため、値段が下がらないようだ。  そしてLINEや電話等ができれば十分というユーザーは、ローエンドやミドルクラスのAndroid端末を購入する傾向にあり、これらの端末の売れ行きはいつもと変わらないとのこと。iPhoneもAndroidも安価な製品は海外へと大量に流れてしまうため、全体的に見ると安い中古端末の在庫はかなり減ったとも言えるだろう。  円安の影響や在庫数減少の影響もあり、強気な姿勢の中古相場。中古端末の購入を検討しているユーザーは、今以上の影響が出る前に購入してしまうのも良いかもしれない。 文/板倉正道
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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