次は現在31歳で174cmの元モデルの方のコメントです。 「雑誌のモデルをやっていたせいもあったと思いますが、業界系のチャラチャラした男性から誘われることも多く、お酒やドライブなどによく行っていました。当時はそういったお付き合いも仕事の一環的な認識もあったので、あまり断ることはしませんでしたが、ある程度の距離を保ってお付き合いをしていました。 　でも、どの方たちも話をしていると自分の自慢話や「〇〇さんとは仲がよくて、今度君の話をしておくよ」など見え透いた気を引くための話ばかりで正直、飽き飽きした感じでした。 　そんなとき、たまたま地元が一緒で昔から仲のよかった今の旦那と偶然、再会してご飯を食べにいくことになったんです。旦那は当時のモデル活動の裏話や悩みを親身に聞いてくれて、逆に応援もしてくれました。『なんかあったらオレに愚痴っていいから、せっかくの容姿を生かして有名になってくれよ！』って。私はそんな旦那の優しさというか、心の深さに癒やしを感じ、それから頻繁にご飯を食べにいくようになりました。 　旦那はひたすら私の話を聞いてくれるどころか、コンサルティング会社に努めているせいか適切なアドバイスもくれて、私にとってはリラックスできる存在でもあり、尊敬できる人間でもありました。 　最終的に彼に惹かれていったのは食事の場面でした。女性っておいしいものをちょっとずつ食べたいじゃないですが。それを気遣ってくれたのか『食べたいモノ全部頼みなよ！　残ったらオレが全部食べちゃうから！』といろんなモノをちょっとずつたくさんの種類を食べさせてくれるんです。 　それがホントに楽しくて、旦那が天使に見えました。1年くらいそんな関係を続け、ある日私から「付き合ってみない？」と告白してしまったわけです。彼は『オレなんかでいいの？』とびっくりした様子でしたが。この1年間の彼の私に対する対応が完全に私の心に刺さった感じだったので『〇〇くん、運命の人かも！』と冗談交じりに答えた記憶があります。 　現在はおかげさまで結婚して子供が1人。結婚しても旦那はまったく変わることなく私と子供を守ってくれています」 　ドラマにしてもいいようなお話でしょ？　でも、実話なんですよ。もしかすると彼女の心を捉えたポイントは彼の心の広さだけでなく、もしかすると胃袋の広さだったかもしれませんね。