今回、使われている生地は固仕上げでハリがあり、まるでスーツのような光沢。 　作業員風になりがちなドリズラーにラグジュアリーな印象をプラスし、大人のアウターとしてコーディネートしやすいように調整。サイズもトレンドに倣って少しリラックス感のあるものに。 　いい素材のテーラードジャケットを着てかっこつけるのもいいですが、時にはワーク風に見えるこうしたブルゾンを選ぶのもアリ。 　皆がワーク風に合わせるなか、極上ウール生地と洗練されたシルエットでブルゾンからドレスライクにまとめると、一層差別化できます。古着でも定番のドリズラーですが、素材で表情を変えるとこんなにも大人っぽくなる。 　合わせるアイテムはデニムでもいいですし、思い切りクラシックにスラックスなどでスタイリングしてもいいでしょう。 　秋になるとジャケパンばかりになり、食傷気味な大人に、今季はこうした品のよいドリズラーなどをおすすめします。こなれた大人の色気が出ますよ。 商品、衣装／すべて私物　撮影／山川修一（商品）　岡戸雅樹（人物）ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超！ （Twitterアカウント:@MBKnowerMag）