恋愛・結婚

「女性に優しくされただけで好きになってしまう男」に共通する3つの傾向

妄想しないと生き抜けない男

 とはいえ、社交辞令を好意に簡単に結びつけることは安直であり、それ以上にポジティブすぎる気もする。 「社会学者の西井開氏の著書『「非モテ」からはじめる男性学』によると、身近な女性を対象にして『あの子は自分のことを好きなんじゃないか』『このようなデートをすれば成功する』といった“ポジティブ妄想”にひたりながら、辛い現実を生き抜く男性がいるということでした。  この妄想は一人で行われるため、他人から修正されることも指摘されることもなく、肥大化します。その結果、『一方的にプレゼントを渡す』『相手も出すと言っているのに食事をおごる』といった女性への拙速なアプローチに走るケースがあります」

温めてきた妄想を実行に移そうとしている

 続けて、「この分析をふまえると、女性からちょっと褒められただけなのに有頂天になって食事に誘うなどしてしまう男性は、“社交辞令を真に受けている”というよりは、無意識に“社交辞令をきっかけに、以前から温めてきた妄想を実行に移そうとしている”ように見えます」と解説した。  女性側にとっては迷惑な話ではあるが、社交辞令を勘違いすることは、ある意味男性にとっての現実世界を生き抜くための処世術なのかもしれない
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どうすれば社交辞令を真に受けずに済むのか
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フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki

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