恋愛・結婚

「女性に優しくされただけで好きになってしまう男」に共通する3つの傾向

環境は関係なし?

 また、依然として職場は男性が優位な立場になりやすく、男性側が社交辞令やお世辞を言われやすい環境も影響しているのではないか。しかし、澁谷氏は「違うと思います」とキッパリ。 「確かに、多くの会社などでは、社交辞令やお世辞が男性に対して言われやすい環境があると思います。しかし、だとすれば、男性はお世辞を言われ慣れているはず。お世辞をお世辞として受け取り、女性に対して踏み込んだアクションはしないはずです。にもかかわらず、実際にはそうはなっていない。ということは、お世辞を言われやすい立場にあるということと、勘違いすることとの間には、因果関係はないと見るのが妥当です」  そして、社交辞令を真に受けやすい男性が生まれる要因として、「これまでの話をまとめると、性別意識に囚われているかどうか、恋愛的な自己評価が低いかどうか、女性に対する妄想にひたっているかどうか、が決め手になります」とまとめた。

まずは自分と向き合う

 最後にどうすれば社交辞令を真に受けずに済むのか。求められる心構えについて、「なぜ女性の優しさに飢えているのか、自分の内面を掘り下げることだと思います」と提案。 「西井氏の指摘をふまえると、女性との甘い妄想をしてしまうのは、現実が辛すぎるために『妄想でもしてないとやっていられない』からです。女性の優しさを渇望する背後には、仕事が上手くいっていない、上司からパワハラを受けている、同性の仲間から軽んじられているなどの問題が隠れているかもしれません。こうした問題を抱えていないかを自己分析することをおすすめします」  何かと「あの人、俺のこと好きかも」と考える人は、悩みを抱えている可能性がある。今自分が何に悩んでいるのか、何にストレスを感じるのかに意識を向けると、自分自身も社交辞令を言ってくれた女性も不幸にならずに済むだろう。 文/望月悠木
フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki
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