恋愛・結婚

「結婚したい男性」が捨てるべき4つのこだわり。“普通”や“当たり前”にとらわれない

③「自分が正しいと思っていることを信じて貫く」というこだわり

喧嘩をしている男女カップル “正解”は1つしかないとは限らず、人それぞれの価値観によって正しいと思うことが異なって、“正解”が複数あるという状況はよくあります。  例えば、1ヶ月前に就職した会社の仕事が大変だったという理由で、もう辞めようと考えていると彼女から相談を受けたとします。そこで「考えが甘いよ。“石の上にも3年”なんだから、がんばって続けるべき!」と押し付けるのはよくないのです。 「がんばって続ける」という選択肢が“不正解”というわけではないのですが、それが“唯一無二の正解”でもないからです。「がんばって続ける」も“ひとつの正解”ですが、続けた結果、鬱のようになってしまうリスクもあるわけで、そう考えると「辞める」という選択肢も“ひとつの正解”となります。 「自分が正しいと思っていることを信じて貫く」という考え方にこだわりすぎると、多様な価値観への無理解に繋がってしまうこともあるんです。彼女に「がんばって続けみたら?」と提案するのはOKですが、「がんばって続けるべき!」と強要するような発言をしていると、モラハラ男と思われてしまうことも……。

④「結婚しても自然体なライフスタイルを続けたい」というこだわり

 週に2回は飲みに行きたいとか、ゲームを1日2時間はしたいとか、休日は昼まで寝ていたいとか……、一人暮らしで培ってきた自分なりの生活スタイルがあることでしょう。  そういった独身時代の自然体なライフスタイルを、結婚後も全て維持し続けるのはほぼ不可能。誤解を恐れずに言うなら、結婚は“他人との共同生活”ですから、なんでもかんでも自由奔放にしていると、結婚相手にストレスを与えてしまうことになりかねません。  だからといって、素の自分のスタイルを全て封印して結婚相手に合わせるべき、と言いたいわけでもありません。お互いに譲歩し合って、どうしても自分が変えたくない部分は相手に理解してもらい、逆に自分が妥協できる部分はこだわりを曲げて相手のスタイルを尊重してあげる。  つまり、なんでもかんでも自分のスタイルを貫こうとするのではなく、曲げられないスタイルと曲げられるスタイルの線を引いておくことが重要なのです。
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“普通”や“当たり前”を過信しない
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恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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