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キャバ嬢たちの知られざる「引退後」。結婚、就職、行方不明も…

若いうちにお金を稼いで「就職」

スーツを着た女性

写真はイメージです。以下同

 20代の間だけキャバクラで稼ぎ、その後引退して一般企業に就職するキャバ嬢は多い。  一方で、気がついたら30歳を超えて、履歴書に書けるような資格や職務経歴もないままに就職できる年齢でもなくなり、同級生の間でも浮いてしまう……というキャバ嬢も少なくはない。その点、今時の20代のキャバ嬢はしっかりと目標を持って働いており、将来に対しても堅実な子が多いと筆者は感じている。

誰も連絡がとれずに「行方不明」

 同じ店で働いていたキャストであっても、引退後は行方知らず……になるケースは少なくない。これは、「店をやめたから連絡をとらなくなる」という夜の街の人間関係の薄さを言っているわけではない。もちろん、そういうこともあるが、事実上、行方不明になるケースもあるのだ。  昔、大阪のキャバクラで働いていたときにAさんという年上のキャストがいた。私が店をやめた後も仲良くしていたのだが、ある日突然、店長から「Aさんが何日も出勤をしていないんだが、どこにいるか知らないか?」と筆者の元に連絡があった。  すぐにAさんに連絡を入れたが、つながらなかった。Aさんと最後に会ったのは3ヶ月前。居酒屋でいっしょに飲んで、「彼氏ができた」という話を聞いたのだった。  その後、Aさんと仲が良かったキャストに顛末を教えてもらって驚いた。
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その後
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano

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