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FXで勝っても“お金を持ち帰ること”が難しい?多くの人が「結果的に負けてしまう理由」

怪しい投資 怪しい投資

第八十六話 幻勝

 含み益は幻……!  仮想通貨や株では格言のように言われています。「遠足はお家に帰るまでが遠足ですよ」と言った校長先生は正しいですねー。  投資の世界で言うなら、「儲けは含み益を利確(利益確定)して銀行口座に出金するまでが儲けですよ」となりますね。そんなもんわかってても出来ないんだよなー。  でも投資に「向いてる」人は出来るんだろうなー。俺は「向いてない」人だからわかってても出来ないんだよなー。  そんで向いてないのにこの世界入ってきちゃって、右往左往してるんだよなー。それでも踏ん張ってやってるんだよなー。死なないように頑張ってるんだよなー。

莫大な財宝を持ち帰れなかった人

 向いてる人と言えば、世界2位の仮想通貨取引所(潰れた)の社長サム・バンクマン=フリードが逮捕されたね。この人も「財宝を持ち帰れなかった人」の1人だよね。  客の金に手をつけて無茶苦茶しとったらしいからね。こんなにわかりやすくバチが当たる人なかなか見れないよ。  この事件は世界的なビッグニュースになったから一般の人はまた思うだろうね。 「仮想通貨ってやっぱ怪しいっ!」って。  だって仮想通貨やってる俺も思うもん。  まだまだ何が起こるかわからない仮想通貨の世界。果たして俺は財宝手にして、ちゃんと持ち帰ることが出来るのだろうか……。 漫画・文/ハッシー橋本
愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 Twitter @hashimotosan84

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