恋愛・結婚

女性の「やさしい男がタイプ」という言葉を鵜呑みにしてはいけない4つの理由

③「やさしい」風を求めているだけで、叱られることは求めてない女性もいるから

バックハグ 先述したとおり“やさしさ”の種類はいくつもあるもの。一例ですが女性が過ちを犯したとき、きちんと厳しく叱って正しい方向に導くというやさしさもあるわけです。  けれど「やさしい男がタイプ」と公言する女性のなかには、甘やかされたいだけという人もいます。ですから、いくらその彼女のことを思ってやさしさから心を鬼にして接していても、残念ながら相手視点では「やさしい」ではなく、「厳しい」「冷たい」と認識されてしまうことも……。  要するに、自ら「やさしい男がタイプ」と言いながらも、その女性自身が“やさしさ”には多様性があるという本質をわかっていない場合、やさしく接したつもりでも女性側がそのやさしさを理解できないという事態が起こりうるわけです。

④本当はクズ男好きな女性が「やさしい男がタイプ」と言っている場合もあるから

 この理由は少々複雑なので順を追って説明していきます。  まず、恋愛では“追いかけたい派”が存在し、そういった女性は自分にあまり興味がなさそうな男性や、つれない態度をとる男性に惹かれる傾向があります。要するに、男がやさしくなければやさしくないほど惹かれ、そういった男がたま~~に見せる“やさしい風”の気まぐれな言動に、キュンキュンするという女性が存在するのです。  ですからその女性が口では「やさしい男がタイプ」と言いつつも、本当は「基本的にやさしくないけど、ごくたま~に“やさしい風”のことをしてくれるクズ男がタイプ」というケースが意外とあるのです。  一方、そういった男にさんざん傷つけられて破局した女性が、次こそはクズ男に騙されずに本当にやさしい男と付き合いたいと考え、「やさしい男がタイプ」と語っているパターンもあります。  しかし、こういう女性は“追いかけたい派”なので、やさしく尽くしてくれるような男性には本能的に一切惹かれないということも……。そのため、やさしくないクズ男はこりごりと思っていてもやさしい男は好きになれず、けっきょく同じようなクズ男に恋をするというのは、ダメンズを渡り歩く女性の“あるある”なのです。
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「やさしい男がタイプ」発言に引っ張られない
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恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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