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社会人の勉強意欲を削ぐ、都会と地方の「見えない格差」/猫山課長

地方に住む人ほど「自己投資」が必要になる

 地方に住む人間がより多くの所得を目指す場合、知識と人脈は必須です。そのためには資格取得に限らず勉強し続けること、そしてお互いを刺激し合う場にダイブすることが重要になります。  お互いを刺激し合う場も地方はとても少なく、それなりの費用をかけて都市部のセミナーなどに参加することになるでしょう。それは家計にとって小さくないダメージです。  しかし、自分への投資を渋っていてはいつまで経っても状況は変わりません。それどころか、現状以上の刺激は周りにほとんどないのですから、劣化する一方です。  自分に投資しない限り、年功序列や終身雇用が怪しくなってくる時代を幸せに生きることは困難になっていくでしょう。それは地方に住む人ほど重い課題になるのです。  田舎モンほど自己投資を惜しんではいけません。都市部の人間よりもお金をかけなければ、都市部の人間に伍することは不可能です。  それは地方に住むことへのペナルティに感じますが、文句を言っても始まりません。甘受しなければならない「地方に住むことへの罰金」として諦めるしかない。 「やっぱり世の中はカネか」と言われれば「そうだ」としか答えられません。ですが、そのザラリとした現実を無視して生きることはとても危険です。  現実を直視して、その上でどう目標設定をし、どれだけ予算をかけるのか。自分の環境を冷静に見回してできる限り多くの予算をかけなければ、未来は拓けないかもしれません。  あなたは2023年の目標にどれだけのお金をかけますか?
金融機関勤務の現役課長、46歳。本業に勤しみながら「半径5mの見え方を変えるnote作家」として執筆活動を行い、SNSで人気に。所属先金融機関では社員初の副業許可をとりつけ、不動産投資の会社も経営している。noteの投稿以外に音声プラットフォーム「voicy」でも配信を開始。初著書『銀行マンの凄すぎる掟 ―クソ環境サバイバル術』が発売中。Xアカウント (@nekoyamamanager
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