ところで、ケーブルの充電不良はどういったものが多いのかというと、やはり一番多いのはコネクタの断線だ。さすがに内部のケーブルが見えるほど断線してまで使う人はいないだろうが、見た目は問題ないのに充電がおかしいなんてことを経験した人は多いだろう。 　前述したオウルテックのサイトによれば、ケーブルの断線トラブル経験者は実に80%を超えているようだ。 　目に見えにくいトラブルゆえ、ケーブルがダメなのか充電器がダメなのか、はたまたスマートフォンがダメなのか判りにくいのが難点といえる。ただ、最近では各種チェックツールが販売されていて、不具合などをチェックすることが可能となっている。 　こういったチェックツール自体はガジェットマニアの間では定期的に話題になり、頻繁にいろいろなツールが登場している。 　それなりの金額にもなるため、一般家庭でいろいろ揃えるのは微妙かとも思うが、不具合のあった際に的確にチェックができるため、覚えておいて損はないといえるだろう。 文／板倉正道テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク