更新日:2023年02月20日 14:37
デジタル

「スマホ充電ケーブルの断線」80%以上が経験。イラつくトラブルの対策とは

iPhoneもついにType-Cになるという噂も

 スマートフォンの充電用端子がEUによりType-Cに統一され、次期iPhoneからは「ついにLightning端子がなくなるのでは?」と言われている。  すべてのケーブルがType-Cに統一されると、持ち運びや家のケーブルなど何種類も用意する必要がなくなり、非常に便利になるだろう。これで今後のスマホの充電端子の問題は解決したと思いがちだが、実はそうじゃない。  コネクタ端子問題もさることながらユーザーが直面しているのはケーブルの耐久性。  ゆるくなったり、すぐ抜けてしまったり、認識しなくなったりと問題は山積み。対策されたケーブルなども出ているが、長年使っているとどうしても反応が悪くなったり、抜けやすくなってしまうことがある。
充電ケーブル

うっかり端子を折ってしまった!なんて経験をしたことのある人もいるだろう

 スーパーや100円ショップ、コンビニなどあらゆる店舗で簡単に購入できるので万が一の際は困らないのだが、どんなに使い方に気をつけても断線しやすい製品もあり、使い勝手はイマイチ……。  ワイヤレス充電やマグネット端子など対策となりそうな規格も出ているのだが、どれも規格はバラバラで統一されるのはまだまだ先になりそうだ。

13万回以上の折り曲げに耐える強度の製品も

 さて初っ端から愚痴を書いてしまったわけだが、世の中には真面目に耐久性を追求した製品もある。なかでも、オウルテックが販売している「超タフシリーズ」は、防弾ベストなどに採用されているアラミド繊維をケーブル内部に組み込むことで強度を大幅に向上させている。  さらに屈曲試験機にて180度折り曲げをテストをおこなっており、13万回以上の折り曲げに耐える強度を確保しているという。これで実勢価格2500円ほどなら「買い」といっても過言ではない。
充電ケーブル

オウルテック商品ページより引用。筆者オススメの充電ケーブル。

 数百円のケーブルを使い捨て感覚で買い替えてもよいのだが、昨今は“脱使い捨て”の風潮もあるので、できれば長年使いたいところだ。
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ケーブル断線トラブル経験者は8割超え
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク

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