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“発明芸人”マシンガンズ西堀亮「お笑い頑張ってるやついねえ」。兼業コンビの現在地

発明家とお笑い芸人という二足の草鞋

――これからも発明を続けていくのでしょうか。 西堀:発明って、皆さんが想像するような大変なことはあまりないんですよ。世の中から「発明家ってぶっ飛んでるやつ多いしな……」なんて目で見られる可能性はあるかもですが、最悪、家にある粘土かなんかで形作って商品を売り込むだけですからね。投資は少なく、夢はデカいんですよ。  発明家って遊び心のあるタイプとないタイプがいて、僕はないほうなんですね。普段歩いてる時に出てきた不満とか、自分が欲しいものを形にするタイプ。他人のためだと一生懸命になれないんですよね!  もちろん中にはどうやって思いついたんだ……って驚くような、面白いアイテムが出てくることもあります。ただ自分みたいなタイプでも商品化のお声がけをいただけるアイテムが作れたわけですから、一部の天才しか活躍できないってことはありません。  みんな新しいことを始める時って、いろいろ整理してから意気込んで始めるじゃないですか。別にそんな力入れなくても、いまの生活にちょっと取り入れればいいだけだと思うんですよ。  たとえば芸人やめて俳優目指すぞってやつも、コンビを解散してからじゃないと目指せないことはないので。ウチの滝沢(マシンガンズ・滝沢秀一)も、生活のために始めたゴミ清掃の仕事がお笑いに繋がってるわけです。発明なんてライバル少ないですから。ものづくりが好きだな、くらいの気持ちで気軽に始めてみてほしいです。

「お笑い頑張ってるやついねえじゃねえか!」

マシンガンズ

西堀氏が思いついたアイデアをまとめているノート

――今後はどのような展望を考えていますか。 西堀:すべて叶うなら、発明で巨万の富を得たいですね! コンテストで1位を取ればお笑いのネタにもなるし、芸人としても最高の結果につながると思います。  相方はゴミ清掃を頑張って、俺は発明を頑張って。まずは「お笑い頑張ってるやついねえじゃねえか!」と言われるのを目標にしています。だから今度の発明が商品化したら、また取材お願いしますね! <取材・文/吉田祐貴>
福岡出身の28歳。編集プロダクションで修行後に独立。編プロ時代の不摂生を反省し、健康的な生活を送るための情報探しに余念がない。Twitterのくすっと笑える話題を見つけると、つい反応してしまう。スポーツはルールを勉強するところが楽しいポイントだと思っている
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