“発明芸人”マシンガンズ西堀亮「お笑い頑張ってるやついねえ」。兼業コンビの現在地
いまやテレビで見ない日はないお笑い芸人。YouTubeも駆使するなどさまざまな芸風でヒットを狙う芸人も多いが、なかには私生活の突飛さが話題になる芸人もいる。
2021年に放送された『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)で話題になったのがマシンガンズの西堀亮氏だ。
――発明をしようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか。
西堀亮(以下、西堀):番組のロケで発明学会さんとご一緒する機会があり、資料をもらっていたのがきっかけです。発明学会さんに関するパンフレットのようなものだったのですが、いただいてすぐの時は部屋の隅に置いていたんですね。
しかし昨今のコロナ騒動でちょっと時間が空くタイミングがありまして。ふと目に留まったパンフレットを読み込んでみて、なんとなく。軽い気持ちで「応募してみようかな」と思いました。するとたまたま1回目の応募作品で優良賞をいただき、これは面白いぞと……。
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発明学会のコンテストでは、上位順に「発明学会大賞」「優秀賞」「優良賞」「奨励賞」「努力賞」「アイデア賞」が選ばれる。西堀氏が一作目の発明品で獲得したのは、上から3つ目にあたる「優良賞」だ。
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――優良賞を獲得した製品は、現在どのような状況にあるのでしょうか。
西堀:僕が賞をいただいたのは「靴ブラシハンガー」という作品で、靴を洗う時にも干す時にもこれ1つあればバッチリ、というアイテムなんですね。2020年の発明展で優良賞をいただき、受賞時にメーカー様から製品化のお話もいただいていました。
ただ製造する過程で、そのまま商品にするには向いてないかも……ということに。試作品を作ってみたのですが、モニターの方からの感想が芳しくなかったんです。それで靴ブラシハンガー自体はいったんお蔵入りしたものの、同じメーカー様と靴関連の別商品の話が進んでいます。
どんなアイデアかをここで伝えたらマズいので、製品化するまでは詳しいことを言えません。記事にしづらい話ですよね! ただ、一言で表すとしたら、「靴を洗うネットの決定版」って感じです!素材の選定も済んでいるので、2023年中には発売できるんじゃないかなと。
MCの有吉弘行氏は後輩芸人・西堀氏について語っており、<お笑い芸人として活動するかたわら、発明家としても成果をあげており、発明学会が取り扱う発明品のコンテスト「身近なヒント発明展」にて優良賞を獲得>とのこと。
あまりにも意外な組み合わせである「お笑い芸人」と「発明家」の二足の草鞋について、有吉氏の発言から2年が経った現在地を本人の口から話してもらった。
発明をはじめたきっかけは“軽い気持ち”から
優良賞から2年も製品化には至らず
福岡出身の28歳。編集プロダクションで修行後に独立。編プロ時代の不摂生を反省し、健康的な生活を送るための情報探しに余念がない。Twitterのくすっと笑える話題を見つけると、つい反応してしまう。スポーツはルールを勉強するところが楽しいポイントだと思っている
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