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「仕事量は倍で給料は半分」“キー局全滅男性”が明かす地方局の残酷な現状

アナウンサーの退社は日常茶飯事

 そんな状況なので、地方局ではアナウンサーが辞めていくのは日常茶飯事だったといいます。 「退社する同僚のアナウンサーは多く、それは同じ県の他局でも変わらないみたいです。あまりにアナウンサーが辞めすぎて、全くの素人を中途採用した局もあったほどで、異常な状況が続いています」

6年で半分のメンバーが入れ替わった

 しかも、辞めていくのはアナウンサーだけでなく、スタッフの入れ替わりも信じられないほど頻繁に起こっているという。 「自分がいた6年間だけで、100人もいない会社なのに半分以上が辞めていきました。会社の体質に問題があるとしか言えません。自分も、あまりに忙しすぎて会社を辞めて全て労働基準監督署に通告すると宣言しました。そうしたら、すぐに配置転換となり現在は営業部に配属され少しは仕事が落ち着いた形です。ただ、営業はやりたかった仕事ではないですし、会社に楯突いた形になっているので居心地も悪い。もう少ししたら会社をやめて、実家に帰るつもりです」  益田さんは、会社を辞める際に宣言どおり労働基準監督署に通告し、興味を示しているという週刊誌にも内情を暴露する準備もしているという。
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地方局には二度と戻らない
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1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている

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