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大阪杯の狙い目は? 宝塚記念と同じ阪神内回りコースでも異なる馬券戦略

今週は春古馬三冠の初戦「大阪杯」

競馬

2017年大阪杯を制したキタサンブラックだが、同年の宝塚記念では1番人気9着に終わった 
写真/橋本健

 高松宮記念が終わると、春のGⅠシーズンが本格化。今週は大阪杯が行われます。  大阪杯は春古馬三冠レースと位置付けられており、阪神競馬場内回り2000mで行われる大阪杯、京都競馬場外回り3200mで行われる天皇賞(春)、そして阪神競馬場内回り2200mで行われる宝塚記念の3つのレースで構成されています。  春古馬三冠のうち、大阪杯と宝塚記念はどちらも阪神競馬場の内回り。そのため、同じようなレースになりやすいと思われがちですが、実は大阪杯がG1に昇格した過去6年間で、勝ち馬は1頭も宝塚記念を勝利していません。最高着順も2021年レイパパレの3着で、連対すらできていないのです。  今回の記事では、なぜ大阪杯と宝塚記念で好走する馬が変わるのかについて解説していきます。そして、今週行われる大阪杯の注目馬についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください!

1ハロンの延長で最初のコーナーまでの距離が変わる

 阪神競馬場の2000mと2200m。違いはたったの1ハロンだけですが、この差が非常に大きいのが競馬の面白いところ。まるで別のレースになるのです。  では、具体的に何が変わるのか? それは、スタートから最初のコーナーまでの距離になります。  2000mの場合、スタートから1コーナーまでの距離は325mとなりますが、2200mでは1ハロンにあたる200m距離が延びて525mとなります。  競馬では……というより人間に置き換えて考えても同じですが、コーナーでは遠心力がかかり、スピードが落ちるため、ペースが緩むことになります。そのため最初のコーナーまでの距離が短いとペースは緩みやすく、距離が長いとペースが速くなる傾向にあります。特に阪神競馬場は直線区間が下り坂と上り坂を含んでおり、2200mでは下り坂スタートとなるためよりペースが速くなるのです。
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