更新日:2023年12月15日 18:29
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「先輩に『コンビニまで車に乗せてほしい』とお願いされて…」詐欺の元加害者たちが明かす“闇バイト”の末路

『逮捕はされない』というウソを信じ加担する若者も

 このように闇バイトを通じて、犯罪に手を染めてしまう若者は増え続けている。仮釈氏が話す。 「ルフィ事件以降、過去に闇バイトで詐欺に関わってしまった人から、私のもとに多数の相談が寄せられるようになりました。『弁護士がついている』『逮捕はされない』というウソを真に受けて犯罪に加担する若者も多い。YouTuberが面白半分で闇バイトを取り上げている弊害も大きい」  闇バイトの闇は文字どおり深い。

元かけ子が明かす「詐欺師が敬遠する」ターゲットの特徴

詐欺手口

犯罪ジャーナリスト・小川泰平氏

 詐欺から身を守るために必要な備えとは?広域強盗事件ルフィ一味の“かけ子”として活動した人物を取材した犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は次のように話す。 「名簿をもとに電話をかけまくって言葉巧みにカネを引っ張ろうとするかけ子は、①留守番電話、②防犯アナウンスが流れる電話、③同居家族に電話を代わる家庭は、敬遠すると話していました。 “上”からも留守電に繋がったり、『この通話は迷惑電話防止のために録音されます』というアナウンスが流れたら、すぐに切れと指示されているというのです。  防犯アナウンス機能がついている電話は1万円程度で購入できますから、ご両親にプレゼントすれば振り込め詐欺に引っかかる確率は劇的に下がるでしょう」
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「甘い話には罠がある」と常に自制心を
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