・スマートアンクルパンツ2WAYストレッチ（コットン・丈標準64.5～70.5cm）　1290円 　アンクル丈のパンツがトレンドになった5～6年前。海外コレクションなどを発端に服好きの間でロールアップやくるぶし丈のパンツに支持が集まり一大流行となりました。 　そして、このアンクルトレンドを「でも、なんかツンツルテンに見えない？」「なんか難しそう……」と抵抗感のあるマス層まで一気に浸透させたのは間違いなくユニクロの功績。アンクル丈のパンツを1990円などの格安で展開、「くるぶし出して行きましょう」というテレビCMを大々的に打ち出し、街中は足首が見えるスタイリングだらけになりました。 　それから数年経ち、もはやすっかりアンクル丈は「定番」となりました。下半身の中で最も細い足首を露出することでパンツのシルエットをすっきり見せてくれるアンクル丈でしたが、すでに最先端トレンドはワイドに移行。 　さらに多くのブランドがユニクロに追従しアンクル丈の綺麗めパンツを量産してきたため、今やイオンモールの格安店でもそれなりに質の高いアンクルパンツが手に入る。ユニクロのアンクルをわざわざ買う理由があまりない気がします。 　スマートアンクルパンツは間違いなくユニクロの傑作品の一つですが、すでにその役目を終えているのではないかと。「グローバルワーク」などの量販ブランドのほうが今っぽい「モモ周りを少しゆるく今風にしたアンクル丈」などが出ています。 　オンカジュアルでアンクル丈のスラックスなどはまだまだ支持されていますが、それも「オリヒカ」などモール系ブランドでも良品が出ており、ユニクロのスマートアンクルはなんだか中途半端な存在になってきました。 　安いは安いんですが、カジュアル向けとして考えるとトレンド感はないし、ビジカジとして考えると今や少々安っぽい。アンクルパンツのパイオニアとしては評価できますが、もうユニクロで買う理由はかなり薄いかなと思います。