更新日:2023年05月11日 17:34
仕事

ふと「仕事辞めたい」と思った人がやりがちな5つの行動習慣

②否定的解釈

悩むビジネスマン 否定的解釈=ネガティブ思考といってもよいと思いますが、これを続けることは自分で自分の首を絞めることになり、やがて本当に病気になってしまうのは想像できると思います。  では、なぜ否定的解釈をしてしまうのでしょうか。それは、否定的解釈から得られるものがあるからではないでしょうか。自分のせいではないという自己正当化。自分のせいではないので、周囲の人、環境、社会、ひいては運命が変わるべきだ。私は悪くない。そこからは、自己正当化は得られますが、状況は変わらず、自分でなんとかしようとすることも考えられなくなってしまいます。  他人と過去は変えられません。たとえ、日常生活で“嫌なこと”があったとしても、それは過去のこと。その起こった嫌なことは変えられないですが、その捉え方は変えられます。否定的に捉えるか、肯定的に捉えるかは自分で自由に選べます。  これは、思考トレーニングにて可能です。自分に起きてくることをすべて情報と捉え、肯定的に解釈するにはどうしたらよいか? といった思考を習慣化できれば、自分自身が楽になれると思います。解釈は“思い込み”であり、誰が思い込んでいるのかといえば、自分自身です。自分自身が選んでいるのであれば、違う解釈も可能なはずです。  事実はひとつですが、解釈は無数にあります。意識して、否定的解釈をしないようにすることも良いのではないでしょうか。

③家に閉じこもってしまう

 なにもやる気が出ないし、仕事のモチベーションも上がらない。みんなと食事に行っても楽しめず、あまり外に出たくない。体調もすぐれないので病院に行ったが、なにもないといわれた。でも、体調が悪いので、仕事以外は家にいる……。  これをしてしまうと、負のサイクルに陥ってしまいます。例えば、ジムに入会しトレーニングで汗をかいてみるとか、休みの日に日帰り旅行を計画し、すばらしい感動的な景色を見るなどの行動は、脳内の神経伝達物質に作用し、感情や生理反応さえも間接的にコントロールできるといえないでしょうか。  いかに今の状況が悪くても、思考と行動によって肯定的解釈をしやすい状況を自ら作り出すことができるんです。
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ある意味、楽ではあるけど…
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つのだデンタルケアクリニック」院長。歯科医師、日本選択理論心理学会認定選択理論心理士。予防歯科と口腔外科、舌痛症診療を中心に、地域における歯科疾患の予防に努めている。原因不明の舌の痛みを主症状とする舌痛症は心理的要因にて発症すると言われており、メンタルヘルスが大きく関わっていると考えられている。数少ない舌痛症を診療するクリニックとして、全国から受診可能なオンライン診療も行っているほか、メンタルヘルスに関する相談にも乗っている。
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