更新日:2023年05月11日 17:34
仕事

ふと「仕事辞めたい」と思った人がやりがちな5つの行動習慣

④他責にしてしまう

オフィスワーク “今の状況は、会社のせい、上司のせい、同僚のせい、世の中のせい、自分の運悪さのせい”だと考えることは、ある意味、自分にとって楽なことになります。他責にしていれば、すべて自分の責任ではないので、自分ではどうすることもできないといって、考えたり行動することをあきらめてしまうことになります。  あきらめてしまえば、そこで終わってしまいます。どんなに大変な状況でも、“これはあきらかに俺のせいではない”といった場合でも、この状況を招いたのは自分にも責任があると考えることができれば、他責ではないので、現状を変えるために自分のできることはいくらでもあります。  今の置かれている状況を自分で分析し、コントロールできることとコントロールできないことを区分し、コントロールできることに集中する。ただ、注意すべきは、“他人と過去は変えられない”という原則に則った区分が必要となります。

⑤食事を摂らない

 食事を摂らなければ、本当に体調が悪くなってしまいます。また、食欲がないといってゲッソリすることはある意味、快感につながる可能性があります。なぜならば、今まで誰にも注目されなかったのに、やつれることで会社の同僚、家族や友人などから見られたり、声をかけられたり、心配までされるかもしれません。  これは、自分の力の欲求をみたし、他人をコントロールする快感を得られやすくなるのではないでしょうか。人は、他人をコントロールしたいという強い欲求があります。しかし、原則として他人はコントロールできません。人は、内発的動機付けがない限り、変わらないからです。ただし、このケースのコントロールも長続きはしないでしょう。  長続きを望んだならば、拒食症になってしまいます。これは拒食症の精神病理といえるかもしれません。では、反対に美味しい食事をしてみることはいかがでしょうか。この“美味しい食事”は、気分が良くなり、これも脳内の神経伝達物質に作用し、肯定的思考を生み出しやすくなります。
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5月病にならないために“やる”べきこと
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つのだデンタルケアクリニック」院長。歯科医師、日本選択理論心理学会認定選択理論心理士。予防歯科と口腔外科、舌痛症診療を中心に、地域における歯科疾患の予防に努めている。原因不明の舌の痛みを主症状とする舌痛症は心理的要因にて発症すると言われており、メンタルヘルスが大きく関わっていると考えられている。数少ない舌痛症を診療するクリニックとして、全国から受診可能なオンライン診療も行っているほか、メンタルヘルスに関する相談にも乗っている。
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