恋愛・結婚

女性用風俗「客の6割はパートナーあり」。人気No.1セラピストが語る、女性の本音

「自分」を売るゆえの難しさ

――女性用風俗のセラピストとして働くうえで、一番大変なことは? ケンジ:プライベートを捨てることですね。お泊まりコースなどで24時間フル稼働になることもあって、人気が出るほどプライベートの時間はなくなっていきますし、彼女を作るのはもちろん、友達と遊ぶのも難しくなります。 ――オンオフの境目がなくなりますね。 ケンジ:お客様との距離感も難しいです。お客様がセラピストに本気になり、怒ったり泣いたりして感情的になっても、本番行為を要求するなど、ルールを破っていない限り文句は言えません。あくまでお客様として対応しなくちゃいけないんですよね。

「色恋営業」をするセラピストも

ケンジ――お客様が感情的になったら、どう対応しているんですか? ケンジ:どこかで納得してもらえるように、できるだけ向き合って話し続けます。急に泣き出してしまったら、落ち着くまで話を聞いて、俺の気持ちや事情を説明したり。女性用風俗はセラピストとしての自分を売る仕事で、お客様も俺の人間性や施術が好きだから、代わりがいないんです。俺が向き合うしかないんですよね。 ――恋愛感情を求められることは? ケンジ:あります。俺は技術売りだから性感マッサージを求めてほしいんですが、自分が売りたいサービスとお客様に求められるサービスがズレやすいのが、女性用風俗の難しいところです。気のある素振りを見せる「色恋営業」をするセラピストもいますが、俺はしないので「だったら、俺を選ばないほうがいいと思うよ」と素直に伝えています。
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No.1セラピストの収入は「高級車が買えるくらい」
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元恋愛依存症の心理カウンセラー・文筆家。一児の母。YouTuberメディア「スター研究所」編集長。人間オタクで「なんでなんで」と質問責めして分析するのが趣味。性とジェンダーの話を好む
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