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新入社員12人中、入社式に来たのは8人…ブラック企業の入社前研修ジゴク――大反響トップ10

社長の怒りを買って人事部長が左遷?

 そんな中、2人が研修施設から逃亡。そのまま戻ってくることはなかった。 「その後も研修は厳しいのは同じでしたが、怒鳴ったりはしなくなりましたね。教官やサポート役の先輩社員たちが急きょ、研修所に来た専務にガチ説教を受けていたので、自分たちが思っている以上に大変な状況だったみたいです」 ブラック企業 そうした経緯があったうえでの入社式だったため、当日は社長が新入社員一人ひとりの手を握って激励。そんなことをしたのはこの年が初めてだったそうで、社内では異例の出来事として見られていたそうだ。 「あくまで推測ですけど、社長なりに新入社員をつなぎとめようとああいう行動を取ったのかもしれません。ただ、選考や新人研修を担当した人事部に対する社長の怒りは相当なものだったと聞いています」  降格こそなかったが、その年の夏に人事部長と人事課長はそれぞれ地方支社に転勤の辞令が下る。真相は不明だが、社内では左遷や懲罰人事との噂が流れた。 「けど、入社辞退や研修中に辞めた元同期は、ある意味正解だったかもしれません。基本的に新人は最初の数年は店舗勤務なんですけど、これが今なら労務的にアウトだろって思えるほどの激務。1日12時間労働とか当たり前でしたし、バイトが休んで休日に呼び出されること一度や二度じゃなかったです」
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ブラック企業は入社辞退するべき?
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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