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新入社員12人中、入社式に来たのは8人…ブラック企業の入社前研修ジゴク――大反響トップ10

ブラック企業は入社辞退するべき?

過労 このままでは自分が潰れてしまうと感じた酒井さんは、入社1年を過ぎたころから退社を考えるようになる。店舗の人材不足を改善するように何度も会社に訴えたが、何の対策を取ってくれなかっため、入社から2年半で会社を去った。 「入社後も次々と同期が辞め、私が辞めて残り4人になったからその時点での同期の離職率は約58%。入社3年以内の平均離職率が3割くらいだと聞いたことがあるので、それよりもずっと高いですね(苦笑)」  今も会社に残る同期の1人と付き合いが続いているそうだが、飲みに行くと会社の愚痴ばかり。それを聞かされるたびに「やっぱり辞めてよかった」と話す。 「最近は研修直前の入社辞退は少ないそうですが、早い段階での内定辞退は激増したと言っていました。そのため、外国人を社員として雇ったりして、国際色豊かな入社式になっているみたいです」  入社直前の就職辞退がマナー違反なのは間違いない。だが、辞退者が続出する企業にも何かしらの問題があるのかもしれない。 <TEXT/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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