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唐沢寿明、テレビ業界に抱く危機感「頑張らないと。ドラマなんてなくなっちゃう」

頑張らないと。ドラマなんてなくなっちゃう

唐沢寿明――危機感ですか。 唐沢:はい。その積み重ねが、今に来てるんじゃないかな。視聴者はちゃんと見てるのに、こちら側に危機感がないし、緊張感が足りない。だから見てる側が諦めちゃう。自分は本当にいい時代を過ごさせてもらったと思っています。  いわゆるラブストーリーと言われるドラマだって、人間ひとりひとり、若者ひとりひとりの苦しみ、成長がちゃんとあった。今の若い子にだって、苦しみとか、いろいろ絶対にあるわけでしょう。でもそれを作れる環境が整ってない。若い作り手の子には頑張って欲しいと思ってるんです。本当に。そうじゃなきゃ、なくなっちゃうから、ドラマなんて。 <取材・文・撮影/望月ふみ ヘアメイク/松原美穂(Nestation) ヘアスタイリング/勝見 宜人(Koa Hole inc.)>
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
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【作品情報】
連続ドラマW フィクサー Season1」は4月23日(日)より放送&配信中(全5話)
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