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個人飲食店を悩ます“メーワクな一見客”の実態。メニューにない商品を注文、断ると激怒…

メニューにないものを注文する客たち

クレーマー この「出していないメニュー・トッピング」については、さまざまな飲食店の店主から話が聞けた。 「メニューにないトッピングや注文をしてくる人はけっこういますね。ウチは淡麗な醤油ラーメンの店なのに『麺堅めで味濃い目で!』とか、家系とか二郎系と勘違いしてるんでしょうか」(都内ラーメン店店主) 「ウチはチェーン店系の寿司屋なんで、握れるネタは全部メニューに書いてるんです。でも、メニューにないネタを得意気に注文される“自称・通”の人ってけっこういるんです。ありませんって断ると『やっぱチェーン店系だとなぁ〜』ってこれ見よがしに言われると、腹立ちますね」(寿司チェーン板前) 「メニューにないドリンクを注文されると、ホント困ります。芋焼酎のソーダ割りくらいならいいんですが、凝ったカクテルとか言われても、そんなのチェーンの居酒屋のバイトができるわけないじゃないですか」(大手居酒屋チェーンアルバイト)

お客さまは神様ではない

 明文化されて書かれているものもあれば、暗黙の了解的なものまで、店にはルールがある。仮にそれが理不尽なことであっても、郷に入っては郷に従うのは当たり前で、受け入れられなければ行かなければいいだけのことだ。  カネを払えばいいだろうと考えるのは、なんともさもしい考えではなかろうか。 文/谷本ススム
グルメ、カルチャー、ギャンブルまで、面白いと思ったらとことん突っ走って取材するフットワークの軽さが売り。業界紙、週刊誌を経て、気がつけば今に至る40代ライター
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