人は努力を褒められると、自分の意思でどんどん動くようになります。つまり自発的に動いてくれるようになるということですね。 　たとえば「相手の料理そのものを褒める」（「おいしい！」など）だけでなく、「料理に関する努力を褒める」（「手が込んでる！」「毎日料理していてすごい！」など）ことも大事ということになりますね。 　そして、努力を褒めることで、「私ってこの人にために努力しているんだなあ」→「ということは、この人のことが好きなんだ」というふうに気持ちが動きやすくなります。 「相手が何か結果を出したものの、どのような努力をしてきたかは知らない」という場合は、「へえ～、すごい！　どんな努力したの?参考にしたい」など、「結果についてはサラッと褒め終えて、努力について聞き出す」という態度を取ることで、相手の気分がよくなりやすいです。 　そして、相手が努力の内容について話したら、それについてしっかり褒めましょう。 　さらに、「努力を褒める」だけでなく、「変化を褒める」ことも大事です。変化の裏にはだいたい努力がありますからね。 「変化に気づいてもらえる・褒めてもらえる」というのは快感ですから、その快感を求めて、さらにかわいく、美しくなるための努力をするようになります。 　すると徐々に「この人（あなた）のためにかわいく・美しくなる努力をするワタシ」になっていくので、ものすごく落としやすくなります。