仕事

サイボウズ50歳社員の「新人研修での発言」が社内炎上。孤立して気がついたこと

「セミナーで摑みのネタになっているのが救い」

今はかつての社内炎上をようやく笑い話として昇華できるようにもなったという。 「周りの社員に“燃える男”とイジられたのも、社外の中年向けセミナーで摑みのネタになっているのが救いです」 松川さんのように、職場で生きづらさを感じる人は多い。 「最初に役職や肩書を伝えると若手に煙たがられるので、なるべく明かさない」(41歳・広告代理店)、「社員の容姿を褒めると下心があると思われて避けられるので一切触れない」(43歳・会社経営)など、彼らは社内で叩かれることにおびえて縮こまっている。 「昭和世代の感覚や距離感の詰め方で、『よかれと思って』助言をしたり、こだわりが譲れなかったりする中年は想像力や共感力が欠如した浮いた存在になってしまいます。その結果、叩かれる標的にされてしまうのです」(恋愛戦略家・関口みなこ氏)
[おじさん叩き]の大問題

恋愛戦略家・関口みなこ氏

これらは対岸の火事ではなく、いつ自分の身に起こるかわからない。 【恋愛戦略家・関口みなこ氏】 著書に『「最初の男」になりたがる男、「最後の女」になりたがる女 夜の世界で学ぶ男と女の新・心理大全』(KADOKAWA)がある 取材・文/週刊SPA!編集部
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